【オラクルカードレビュー】GOODタロットオラクルカード

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はGOODタロットオラクルカードを取り上げます。

タロットとオラクルのいいとこ取り!

とにかくその美しいイラストに心を奪われた人も多いことでしょう。
大変幻想的でうっとりすることうけあいです。

人物も美しいですが、天使、風景、動物などとあいまって独特の世界観を打ち出していますね。
タロットを下敷きにした新しいハイブリッド型? のオラクルカード

作者はコレット・バロン=リード氏。
タロットといえば、どうしてもネガティブイメージなカードがあり、ポジティブなメッセージが多いイメージのオラクルカードとどう合体させるのか、と思っておりましたが、とにかくネガティブな要素を一切入れていないと言われています。
しかしながらタロットの世界観をまったくなくしてしまったわけではなく、本当にいいとこ取りのカードができたというのが実感です。

ユニークなのは解説書を見るとわかる通り、カードのメッセージがすべてアファーメーション(宣言)になっているところ。
そのため解釈が少し難しい、どう扱っていいものやら迷う、というご意見もありました。
一方で解釈の幅が広がっているから、わかりづらいところは普通のタロットや他のオラクルカードで補足すれば十分という方も。

単体でも、他の種類のカード類と組み合わせても使えるので、お好みでアレンジできるところはうれしいポイントですね。
アファーメーション = 自分自身に対する肯定的な宣言、ということですから、自分のことに主体的にかかわっていくという意図が感じられます。
ただふだん他人軸で生きている方だとしっくりこないかもしれません。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約12.5センチと、オラクルカードらしい大きさになっています。
一般的なタロットとくらべると大きめで枚数も多いため、手の小さい女性の方は少し扱いづらいと感じるようです。

どんなカード?

カードは大アルカナ22枚+小アルカナ56枚の計78枚フルデッキ。
大アルカナには通し番号・カード名称(英)も記載されています。
またマルセイユ版と違い、大アルカナ8番が「Strength (力)」、11番が「Justice (正義)」という並びになっています。
死(神)は「Transformation」節制は「Patience」審判は「Call」など一部独自の名前になっているのもユニーク。

ちなみに中の解説書を見ると、ウエイト版の解釈に近いものがありますので、そのままウエイト版の解釈で読んでもOKです。
小アルカナは火(ワンド)・水(カップ)・風(ソード)・地(ペンタクル)となっていますので、最初のうちは戸惑うかもしれません。
風と表記されるくらいですので大変軽やか、タロットのソードとはだいぶ違うイメージになっているのではないでしょうか。

また「ナイト」のカードが「メッセンジャー」という名称になっています。
これも初めのうちは「あれっ」となりがちですので気をつけてください。
裏面は正逆の区別がわからない仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

大きさに慣れないと扱いにくいかも

カードはつやのあるコーティングがなされているせいか、カードが若干くっつきやすい、シャッフルの時に引っかかりやすい、というご意見がありました。

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、引く時には「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。

リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
描かれている人物の表情や視線、まわりの動物たちのようすなど、いろいろなところから感じるものを受け取ってみてください。

それにしても先ほどアファーメーションと申し上げましたが、非常に力強く背中を押してもらえるなあという印象を受けました。
前向きになりたい気持ちが強いならなおのこと、こちらのアファーメーションをベースにした方がよいかもしれません。
仮にカードから受けるイメージと、アファーメーションの雰囲気に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。

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