【オラクルカードレビュー】Guardian Angel Oracle

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はGuardian Angel Oracleを取り上げます。

守護天使がテーマ

マグネットで留まるタイプの外箱は、本のように開くとガイドブックとカードがあらわれます。
中のガイドブックは箱のサイズに合わせてあり、その下にややクリアなケース、そこにカードがおさめられています。
むき出しでカードが入っており、中でカードが動いてしまう仕様のものも多数ありますが、カードファンにはうれしい配慮ですね。

メーカーはオーストラリアのRockpool社
スピリチュアル系の本やオラクルカードなどを中心に扱う出版社です。
オラクルカードのサイズ感が比較的大きめ、というイメージが強いですが、一方で「Moon Magick」に代表されるミニサイズのカードも発売し、お求めやすい価格でファンをつかんでいるようです。
こちらのカードはRockpool社らしい大きめのカードになっていて、絵柄を楽しみたい方にも大変好評。

作者はDebbie Malone氏
オーストラリアでサイキック・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど注目の存在。
何と超能力捜査官としても活躍されているそうです。
他にも魅力的なオラクルカードを多数制作されていますよ。
とりわけエンジェル系のカードを中心に作品を発表していますので、天使ものがお好きな方には人気があるようですね。
以前ご紹介した「サイキックリーディングカード」も日本語版が発表され話題となりました。

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今回もイラストはルーマニア出身のデジタルアーティスト、Amalia Chitulescu氏が担当しています。
写真とデジタルペイントを組み合わせて作品を作り出すのがお得意なようです。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約10センチ×約14センチと、オラクルカードとしては大きめの部類に入ります。

裏面は正逆の区別がつかない仕様になっていますが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは36枚入りで、オラクルカードの標準的な枚数よりは少なくなっており、せっかく美しい絵柄なのに物足りない、というご意見もあるようですね。

ところで日本で「天使」といいますと、昔から白いロングドレス? を着ていて、大きな翼を持つ、頭の上に輪っかがある(別の意味合いではありますが、いまだ「天使の輪」という表現が健在)、といったイメージが強くあるかもしれません。
しかし実は天使には性別がない、とされていて、なぜ日本では女性の姿であったのかよくわかりません。
そのイメージを持ったまま今回のカードを見ると「あれっ」と感じることでしょう。

令和の時代となり、世界では多様化がより大きく叫ばれるようになったこともバックボーンにあるのかもしれませんが、男性・女性どちらのイメージの姿もあります。
しかもTシャツやタンクトップなど、だいぶカジュアルなファッションに天使の翼という組み合わせで、もしかするとまるでふだん友達に会うような感覚で、天使はすぐ近くにいるんだよ、ということを伝えたいかのよう。
肌の色や性別も関係なく、天使たちはひとしくみなさんのそばにいて、ここぞという時に助けようとしている、という印象が強くあります(実際はこちらから助けを求めない限り、天使側からは手出しできないともききますが)。

カードには「ANGEL OF ◯◯ (◯◯の天使)」と表現され、たとえば「ANGEL OF LERNING (学びの天使)」のカードでは、教会で集う人々に何かを教えている様子が描かれています。
聖書についての解説なのか、それともこの教会の歴史について語っているのか、いろいろと見る人によって印象が変化することでしょう。
しかもみなさん真剣な様子でききいっていて(中には天使の姿に見とれているだけの人もいるかもしれませんが)、とても実りある、中身の濃い話をきいているように見えます。

英語版の解説書は90ページ弱ありますが、最近ではかざすだけで翻訳してくれるアプリが登場し、以前よりだいぶ簡単に翻訳ができるようになりました。
昔は翻訳するのもひと苦労でしたが、ぐっとハードルが低くなりましたね。
もちろん絵から読み解く形でも問題ありません。
カードから受ける印象や、人物たちの表情からも読み取れるものがあることでしょう。

カードが大きすぎるので鑑賞向け!?

カードがかなり大きめですので、オラクルカードに慣れている方でもシャッフルしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。

またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
絵が大きく楽しめるので、鑑賞用にしている方も多いそうです。
このあたりは好みがわかれそうですね。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。

コチラで購入できます。