現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はヘヴンリー・ボディーズ・アストロロジーを取り上げます。
いろいろ使えるユニークなカード!
アストロロジーという言葉が入っていることからもわかるように、もともとは占星術の知識を深めるためのものです。
11の天体(惑星)・おなじみの12星座・12のハウスはもちろん、それぞれの星同士の角度(アスペクト)など、占星術を学ぶ上で必要になってくる基本的な部分、知っておかなければならない情報がまとまっています。
それぞれのカードに占星術における意味やキーワードが記載されているのですが、いわゆるスピリチュアルなメッセージも含まれているので、オラクルカードとしても使えるというのがユニークなところ。
占い師を仕事にするなら、とりわけ人気の高い占星術とオラクルカードで鑑定してみよう、とお考えの方には特にピッタリなひと品です。
外で鑑定をされていて、少しでも荷物を減らしたい、という方にもおすすめ。
どうしても占星術というと、星座の話が先に持ち出されがちですが、今回は天体(惑星)の話をメインに、星座やハウスがどうからんでくるのかを解説する形となっています。
カードでホロスコープを表現することもできるので、そこから新たに気づく部分もあるかもしれません。
占星術があまり得意ではなくても、オラクルカードとして使うことができることから、これから勉強して占い師になっていこう、と思う方でもお使いいただけます。
作者はリリー・アシュウェル氏。
2022年の6月には、ガイアブックス社より「運命のルノルマンカード占い」でもおなじみの宮田 攝子(せつこ)氏の日本語翻訳版が発表になったことで、こちらのカードに再度注目が集まっています。
これまで英語版しかなく、翻訳が面倒だと感じていた方も使ってみようと考えていらっしゃるのではないでしょうか。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約8センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは51枚入りと、一般的なオラクルカードよりやや多め。
天体(惑星)のカード11枚・星座のカード12枚・ハウスのカード12枚・アスペクトのカード5枚・エレメント(火・水・風・地)のカード4枚・陰陽のカード2枚・活動/不動/柔軟のカード3枚・ノードカード2枚という内訳になっています。
日本語解説版の方のガイドブックは140ページ超のオールカラーで、丁寧に解説されており高評価なようです。
しっかりした外箱に入っているため、プレゼントにされる方もいるとか。
またカードもリボンで出し入れしやすい仕様。
51枚のカードはどれもカラフルで美しい仕上がりですので、お気に入りのカードを額に入れて飾ったり、クリアファイルなどに入れて持ち歩きされている方もいるようです。
ホロスコープがわかりやすくなる!
占星術で使う場合はさほど問題にはなりませんが、オラクルカードとしてお使いになりたい場合、カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
この場合は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。
ご自分のホロスコープをカードで表現される場合も、ただ記号で表現するだけではないため、視覚的にわかりやすいと好意的なご意見が多いようです。
またアストロダイスをされる方も、こちらのカードと合わせて使っているケースがあるとか。
幅広く使えるカードのようですので、複数の占術をお使いになりたい方におすすめです。