現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はオーブカードを取り上げます。
オーブって何?
「アセンションカード」などでおなじみのダイアナ・クーパー氏とキャシー・クロスウェル氏の共著となる本作。
タイトルに「オーブ」とありますが、さてオーブと言われてどのくらいの人がピンとくるでしょうか?
ある程度スピリチュアルに詳しい方くらいしかすぐにはわからないかもしれません。
ですが、テレビ番組で「座敷わらしが出る宿」などの特集があった時、カメラをずっと回していると、時折小さい光のようなものがヒュンヒュンと行き交うのを見たことはあるでしょう。
あれがオーブです。
もっと広義のとらえ方としては、座敷わらしだけではなく、天使をはじめとするスピリチュアルな存在が姿を見せたものである、とされています。
もちろん彼らはただ出てきたわけではなく、何かを伝えるためにきているのですが、ほとんどの方は姿も見えないわけですから何も感じない、と思われるでしょう。
しかしメッセージを伝えにきた、そのために姿を見せた、ということは、見た人にとってスピリチュアル面のレベルアップの助けになるのだ、と作者は述べています。
そういったスピリチュアルなオーブが何を伝えにきたのか、そしてどれほど重要なものであるのかなどについて研究するよう導かれ、このカードができたそうです。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約7センチ×約13センチと、タロットのスタンダードサイズに近いサイズ感。
タロットをふだん使っている方なら扱いやすいと感じるのでは。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは44枚で、一般的なオラクルカードとだいたい同じくらい。
カードの表面にメッセージが入る仕様になっているため、説明書はだいぶ薄手となっています。
ちなみにこの説明書によれば、オーブはデジカメの発明によって現れるようになった、とあります。
昭和の時代には心霊写真なるものが非常に流行し話題になっていましたが、あの頃まだデジカメはなかったか、あるいは一般的ではなかったはずで、そういった無粋なものとは一線を画すものだということがわかります。
ですので何かあやしいものが描かれているとか、おかしな先入観を持たずに手にしていただきたいカードです。
占いだけではなくスピリチュアル的なものにも興味がある方、仕事として占いをとらえた時に、幅広くいろいろなことを知っておいた方がいいと感じる方がお使いになるとよいのかもしれません。
カードの上部に通し番号とタイトル(誰が姿を見せているオーブなのかが書かれているよう)、センターに写真、下部にメッセージが書かれている形です。
この下部のメッセージはおおむねカードの半分前後を占めるほど詳しく書かれているので、まずはじっくり読んでみることをおすすめします。
カードによって文章の長い短いは多少あるのですが、写真と見比べながら読んでみてください。
寝る前や起床時に1枚引いてながめている、というご意見も多かったので、ご自身の生活サイクルに合わせて選んでみるとよさそうです。
とにかく写真が神秘的、とても美しいというご意見も多くいただきました。
英語版ならまだ入手できそう
タロットに似たサイズ感ですので、タロットに慣れている方であればシャッフルしやすいと感じるでしょう。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くか、上から何枚めと決めて選んだりしてはいかがでしょうか。
オラクルカードですので「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
思いつかない場合は「今必要なメッセージをください」でもOKですよ。
一般的なオラクルカードとは少し毛色の違うカードですので、何となくマンネリになっているな、と感じる方にもおすすめできます。
ただ非常に残念なことに、現在日本語版はほとんど入手不可能になっているようで、仮に出てきたとしても高額になってしまっているとのこと。
かろうじて英語版であればまだ入手できそうです。
ただサイズ感が日本語版とは違っているようです。
気になる方はチェックしてみてください。