現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はロマンスエンジェル・オラクルカードを取り上げます。
オラクルカードの王様が登場
いわずと知れたいわば「オラクルカードの王様」。
数あるオラクルカードの中でも飛び抜けて人気になっており、また現在も非常に入手困難なひと品。
美しい絵が人気なのはもちろんですが、「エンジェル」とつくだけに宗教画のような天使たちも登場してくれます。
中には人間もしくは人間ぽく見える天使もいるのですが、どのカードが出てもときめくような絵柄ばかり。
そして何よりも、他のオラクルカードとは違い「恋愛・人間関係・自己愛」など「愛に関する質問」に特化した作品ですので、鑑定現場で使用することの多い恋愛がらみの問題に強さを発揮します。
作者はおなじみドリーン・バーチュー博士。
さていったいどんな天使たちがお悩みの答えを教えてくれるでしょうか。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ感。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは44枚入りで、オラクルカードの標準的な枚数になっていますね。
カードの上にカード名、下側にメッセージが書かれています。
この上下の文字情報エリア以外には枠がない、いわゆるボーダーレスな仕様にはなりますが、この文字エリアがいずれも少し幅広になっているために絵が小さく感じられるかもしれません。
また下部のメッセージについては、カード名にくらべて字がかなり小さくなってしまう上、日本語ではないので読みづらいと感じる方が多いようです。
全体的にはマゼンタピンク? ローズピンク? のような濃いめのピンクカラーの枠になっているので、やはり恋愛関連に特化していることがひと目でわかります。
オラクルカードには珍しく「別離」など、少しネガティブに見えるワードのカードも入ってはいるのですが、一時的なものを意味する場合もありますし、別れてよかった…ということになる可能性もあるので、カード名だけで一喜一憂する必要はありません。
一貫して愛にあふれたカードメッセージになっていますので、安心してお使いいただけます。
ちなみに占い関連の求人に応募するとわかりますが、現状の占いの現場では圧倒的に恋愛の相談が多いと言われています。
恋愛の相談をしてくるお客さまの心を軽くしてさしあげるにはピッタリのカードでもあります。
多言語バージョンも値上がり中!?
カードはややつやのあるコーティングがなされているせいか、カードが若干くっつきやすい、シャッフルの時に引っかかりやすい、というご意見がありました。
カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
描かれている天使たちの表情や視線、背景やまわりの小道具など、いろいろなところから感じるものを受け取ってみてください。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感の方を大切にしてみてくださいね。
なおドリーン・バーチュー博士がオラクルカードの製作から卒業されたことにより、現在手に入れることが非常に難しくなっています。
特に日本語版の価格高騰はすさまじく、新品は高いもので10万近くするとも。
中古であっても万単位になっているというのですから驚きです。
翻訳アプリをうまく使っている方でしたら、フランス語版やイタリア語版、スペイン語版などがいくらか入手しやすいという話だったのですが、どうもここ最近これらもかなり値上がりしており、7～8000円くらいは覚悟した方がよいとのこと。
こういった背景もあり、今非常に海賊版が多く出回っています。
サイズがいくぶん小さい、箱にQRコードがある、箱の形が違うなどの特徴があるようですので、購入を迷われている方は十分ご注意ください。
1枚カードの絵柄が違うという話もありますが、フランス語版が比較的手に入れやすく人気のようです。
