【オラクルカードレビュー】セイント&エンジェル・オラクルカード

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はセイント&エンジェル・オラクルカードを取り上げます。

聖人と守護天使が主役のカード!

聖人と守護天使がテーマになっているオラクルカード。
とにかく美しい西洋の聖人や天使たちの絵に癒やされます。
キリスト教に興味がない方でも、西洋画や宗教画を見るのがお好きな方にはファンが多いようです。

キリスト教においては特に重要視されている三位一体(父・子・聖霊、つまり父なる神・そこから生まれ出た御子イエス=キリスト・さらに父や御子から出た者や御子を通し信者に注がれた霊などを意味する聖霊のことで、本質としてはひとつであるといわれる)はもちろんのこと、守護天使や大天使、ジャンヌ・ダルクなどの聖人たちが、愛にあふれたメッセージを伝えてくれるというので、天使が好きな方を中心に支持されています。

別名「使命に目覚めるカード」

特にこのカードを使うことで霊的に成長できる、使命に目覚める、といったご意見もあるようなので、このカードに惹かれる方はもしかするとそういう素養があるのかもしれません。
そのためオラクルカードの中では、かなりスピリチュアル色の強いカードという位置づけになってしまっているので、人によっては逆に使いづらい、鑑定には向かないとお考えの方もいるようです。
どちらかというとご自身のためにお使いになる方がよいのでしょう。

作者はおなじみドリーン・バーチュー博士
なおこのカードの販売で発生する印税の10%が寄付対象となると言うことですので、購入するだけで慈善事業につながることになるのです。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしい大きさになっています。
カードは44枚入りで、オラクルカードの標準的な枚数ですね。

カードの上部にはカード名、下部には聖人や天使の名前などが記載されています。
カード名が書いてある部分の枠が少し太めになっているので、やや絵が小さく感じられるかもしれません。

どんなカード?

ほとんどがシンプルなメッセージであり、そこからイマジネーションを広げて深い解釈ができそうです。
また天使のカードが少し多めなので、大きな羽につつまれているような気持ちにもなれるでしょう。

「小休止」など、立ち止まること、ひと休みすることをすすめるようなカードもあります。
ただ行動を起こす、前に出るだけではないということを教えてくれるのですね。

裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

100ページ弱の詳細なガイドブックもついていますから、自分の直感で読み取った内容にプラスαするとよいかと思います。
今必要なメッセージがほしい、という場合でも的を得た回答が得られるかもしれませんね。

大きさに慣れないと扱いにくいかも

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
引く時には「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。

またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意が必要です。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。

なおドリーン・バーチュー博士がオラクルカードの製作から卒業されたことにより、現在は新品を手に入れることが非常に難しく、高値になっているようです。
日本語版だけではなく、英語版なども高額になっているとのことです。

ちなみにその人気ゆえ、海賊版が多数発見されています。
これから新たに入手しようという場合にはご注意ください。