現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はセルフ・セラピー・カードを取り上げます。
ココロの専門家が開発!
外箱に「なんでそこまで分かっちゃうの?!」と書かれているように、こちらは心理セラピストが開発したカード。
ココロの専門家が開発したとなれば、いやおうなしに丸裸にされてしまうのかもしれませんね。
外箱から絵柄も見えているので、ああこんなカードが入っているんだ、とはわかりますが、果たして他にはどんなカードがあるのでしょう?
作者は心理学者のチャック・スペザーノ氏。
「自分を癒やすためのカード」という位置づけになっているようです。
またカードのタイトルや絵柄がよく合っているというご意見も多いそう。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約7センチ×約12センチと、タロットのスタンダードサイズとほぼ同じサイズ感。
ふだんタロットに慣れている方であれば、問題なくお使いいただけます。
裏面は6色にわけられており、それがカテゴリーになっています。
そして3色ずつネガティブとポジティブにそれぞれ分類されるとのこと。
ただこういった裏面に複数のパターンがあると、慣れてきてこれが何のカードであるかわかってしまうということで、敬遠される方もいるでしょう。
どんなカード?
カードは48枚入りで、一般的なオラクルカードよりやや多め。
下部に通し番号、カード名(英)、キーワード(英・日)が書かれています。
全体的に枠はあるのですが、絵柄の輪郭が手描き感覚でまっすぐになっていないので、とても素朴であたたかみのある仕上がりになっています。
もはや枠が均一になっていなくても、絵柄に集中するとほとんど感じないというご意見すらあるほど。
ふだんきちっとしていないと気がすまないとおっしゃる方であっても、全体的に丸みのある絵柄の輪郭に心を溶かされるのかもしれません。
ちなみに絵柄に枠がつけられている場合、絵柄が小さく見えるからということで、お選びにならない方もおられるようです。
ジョセフィン・ウォール氏のような緻密なイラストでもありませんが、ずっとながめていても飽きないと感じる方が多い印象。
また「自分で気づくためのカード」という側面もある今作。
深い部分の自分が自分に与えた答えをあぶり出し、新たな気づきを得る。
それによりまた違った方向に進んでいくことができるのではないでしょうか。
参考までに、先ほどカードは6カテゴリーで、それぞれポジティブとネガティブにわけられる、と申し上げましたが、カードを全部使う時もあれば、部分的な組み合わせで使う時もある、非常にフレキシブルなカード。
どちらかというと鑑定向きではなく、セルフリーディング用のイメージもありますが、お客さまの心の中を一緒にのぞいて鑑定につなげる、という使い方もできそうです。
飾っても美しい!
カードは比較的サラサラしているので扱いやすくなっています。
ただタロットに慣れていない方は、カードが大きく感じるかもしれません。
そのため初めのうちはシャッフルしにくい方もいると思われます。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
外箱も額縁風に見えますが、同じように気になるカードを額に入れて飾って楽しむ方もいらっしゃるようです。
今週のメッセージなどとして、意識して見ることもできそうですね。
占いに使わない場合はこういう使い方もお試しください。
コチラから購入できます。