【オラクルカードレビュー】Soul Helper Oracle

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はSoul Helper Oracleを取り上げます。

「魂を救う」とは!?

外箱には「Messages from Your Higher Self (あなたの高次元の自己からのメッセージ)」と書かれています。
赤とオレンジがベースになった、非常に目立つパッケージも印象的。
最近の環境配慮の動きもあるのか、カードをまとめているのが紙製の輪になっていますね。

メーカーはEARTHDANCER
2005年に設立されたばかりのまだ新しい出版社ですが、占い関連の他、ヒーリング(特にクリスタルヒーリングをテーマにしているよう)の本を多く出しているとのことです。
作者はChristine Arana Fader氏
ドラゴンに関する本も多数あり「ドラゴン・ウーマン」とも呼ばれている方です。
今作はアマゾンのニュー・エイジ部門でも上位にランクインする、人気のカードになっています。

そもそもオラクルカードは高次の存在とつながりお言葉をいただく、というもので、これまでにもハイヤーセルフ(高次元の自己)からのメッセージをもらおう、というふれこみのカードはいくつも出てきていました。
このカードもハイヤーセルフとつながることで、自分の本当の気持ちを理解し、ありのままを受け入れて魂の道へ戻る方法を見つけるためのもの、とあります。

最近の占い業界の傾向として、本当の望みは自分の中にある、という考え方がありますので、自分の奥底とつながるイメージになるでしょうか。
付属の解説書にはメッセージだけではなく、バックアップしてくれる4つの要素(動物・エッセンシャルオイル・クリスタル・数字)も記載されているので、ラッキーアイテムのように考え、メッセージとともに活かしていきましょう。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしい大きさ。

裏面は正逆の区別がつく仕様になっていますが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは43枚入りで、オラクルカードとしてはほぼ標準的な枚数です。
最近の流行は枠がない、いわゆるボーダーレスタイプのカードですが、今作は昔ながらの枠があるタイプで、上部に通し番号、下部にカード名と短いメッセージが書いてあるスタイル。

カードごとに背景色が違っているので、複数枚展開するととてもカラフルで見栄えがします。
ただ通し番号が少し小さいので、数秘術とからめて使う方からはやや使いづらいとのご意見も。

他にもカードを使って内側からの声を伝える方法21日間のカードのテーマに取り組む方法などが紹介されているので、1枚のカードからたくさんの情報を得ることができるのです。
そしてオラクルカードとしては珍しく、意味深な内容や少し厳しめのメッセージも含まれているので、鑑定の場では使う人を選んでしまうかもしれません。
しかしその厳しさも、心の奥底の「己からの愛」と考えてみていただきたいものです。

120ページ超の解説書も付属していますが、残念ながらオラクルカードによくある「日本語解説版」が存在しないため、やはり翻訳に苦労されている方が多数おられるようです。
現在はGoogleレンズなどの翻訳アプリを使い、さくさく読み進めている方も少なくありません。

飾って楽しむもよし! どちらかというとセルフ向け

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージも大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。

または気に入ったカードをクリアファイルなどに入れて持ち歩いたり、飾ってみてもOK。
ただどちらかというと、鑑定用よりはセルフリーディング向けかなという印象があります。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。

こちらから購入できます。