【オラクルカードレビュー】スピリットアニマルオラクル

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はスピリットアニマルオラクルを取り上げます。

「動物もの」の中でもダントツの人気!

シカさんのイラストのボックスで有名なオラクルカードです。
動物や昆虫など「生きもの」がモチーフになっています。
これらは「大切な何か」の象徴であり、存在がコミュニケーションのひとつと考えられています。
実際こういった生き物や自然現象を通じ、何らかのメッセージが送られているのだといいます。

たとえば昔は大地震が来ると、天井裏に住みついたネズミがいっせいに逃げ出す、などと言われていました。
このように動物たちは、大昔から人類にそっといろいろなことを伝えてくれていたのです。
それは今であっても変わらないのですが、おそらく多くの人が日々生きるのに精一杯で余裕がなくなってしまい、そういうことに気づけなくなっているのかもしれませんね。
しかし実は完璧なタイミングでメッセージはやってきて、大きな意味をもつのだ、と改めて意識してみませんか。

作者は「GOODタロット」でもおなじみのコレット・バロン=リード氏
大昔、自然から知恵を受け取っていたご先祖さまのように、我々も動物たちから受け取ってみましょう。
特に自らの内面を見つめ、アドバイスを受けるのにおすすめのカードとされているようです。

またオラクルカードとしてはめずらしく、逆位置にも対応しています。
逆位置 = プロテクション・メッセージとなっていて、注意すべきポイントをしっかりおさえることにより、困難を乗り越えるのに役立ちます。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしい大きさになっています。

裏面は正逆の区別がつかない仕様ですが、逆位置をとらなくても十分楽しめる内容になっています。

どんなカード?

カードは68枚入りと、一般的なオラクルカードよりだいぶ多めですね。
王冠をかぶったカナリアや、大きくはばたく白いハト、横を向いてすました感じのフラミンゴをはじめ、電気ウナギやバッタ、ニシキゴイなど、ユニークなカードばかり。
ハチもひとくくりではなく「ミツバチ」と「スズメバチ」がいたりします。

そしてほとんどの動物がお花や羽、宝石? などを身にまとっていて気高い印象を与えていますね。
ヒトデまでもがダウンのようなふわふわの飾りをつけていてちょっと驚きです。
コアラは額の飾りが大きすぎて? 目が隠れてしまいそうになっています。

待望のポケットサイズも発売に!

カードは「GOODタロット」のようにつやのあるコーティングがされていないので、とても使いやすいというご意見がありました。
ただカードが大きめかつ枚数も多いので、オラクルカードに慣れている方であってもシャッフルしづらいと感じるよう。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。

幸いなことに、2023年8月にもともとの出版社であるヘイハウスから、缶入りのポケット版が発売されました。
通常の日本語版のものとくらべ、ぐっと小さいサイズ感(約6センチ×約9センチ)になっているので、カードはポケット版、解説は日本語版という使い方もできますね。

なおオラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。