【オラクルカードレビュー】Starlight Frequencies Oracle Deck

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はStarlight Frequencies Oracle Deckを取り上げます。

スピリチュアル寄り? のオラクルカード!

「Starlight Frequencies」とは星の光の周波数というような意味あいだそうです。
ピンクとグレーを基調にした大人っぽいカラーリングの外箱。

探求者になるように求められています、という印象的な商品説明ですが、恐怖と真実とのはざまにはベールが存在し、これを切り開くことを求められている、という意味だとのこと。

この「ベール」については、他のさまざまなカードや、スピリチュアル的な考え方の中にも登場しますが、人間界とそうでないところ、という大ざっぱなニュアンスであったり、神々の領域と人間界というくくりであったり、いろいろと異なった区分けが存在しています。
いずれにせよ、今いる場所とは違う「異世界との境界」と考えるとわかりやすいでしょう。

ではそのベールを勇気を持って切り開くとどうなるのでしょうか?
魂の記憶の中には、これまでの「過去世」、今の人生、そしてこれからの現実へとつながる扉を開ける鍵が存在するそうです。

「選ばれた人」は、まだ可能性を知らないあらゆる人に対して、新しい地球へと導いていくという大切な役割がある、と述べられています。
つまりこのカードに惹かれる人こそがその「選ばれた人」であり、そのヒントがこのカードに埋め込まれていますからね、というのです。

一見美しいコラージュのカードにしか見えませんが、全体的に白やグレー背景を基調としているので、非常に絵が引き立ちます。
幻想的な雰囲気がお好みな方にも人気のカード。

作者はSacred Scribe Publishing(旧 Dark Moon Crystals)
もともとはクリスタルのブティックで、エネルギーヒーリング、クリスタルヒーリングなどに取り組んできたLeah Shoman氏がオーナーをつとめているところだそう。
常にアクティブに、クリスタルの人知をこえた素晴らしい性質について、深く洞察しながらクライアントと向き合っている方とのことです。
2023年にこの出版社名義になったようですね。
他にも「Astral Realms Crystal Oracle」などのヒット作がありますので、ファンも多いことでしょう。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ感。
裏面は正逆の区別がつかない仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは44枚入りで、一般的なオラクルカードと同じくらいです。
カードには上部に通し番号とカード名、下にメッセージが書かれた仕様。
通し番号とカード名には金文字が使われており、サイドも金縁仕様のため大変ゴージャスになっています。

箱の内側には銀河のような、宇宙のような絵柄が入っており、壮大なイメージ。
もちろんマグネットタイプのしっかりした箱に入っているので、プレゼントに使われる方もいるそう。

このカードの大きな特徴としては、オラクルカードというよりはアクティベーション(活性化)のカードである、ということ。
1日に1枚ないし2枚引いて、アクティベーションを受け取りましょう、とあります。
引くたびにその時「意図されたもの」として、何か新しいものを受け取るのだ、と説明されています。

また先ほど選ばれし人のためのヒントが埋め込まれている、という話が出てきましたが、いろんな意味を含むコードがカードに埋め込まれていて、ちょうどいいタイミングで意味が明らかになる、ともいいます。
そのため直感にすぐれた方や、シンボル・リーディングがお好きな方、深く考察するのが好きだという方に向いています。
やや中級~上級向けのカードかもしれません。

しかも付属しているガイドブックには、各カードの下についているメッセージが書かれているだけで、各カードのページの下にカードの絵が載ってはいますが、謎の文字(象形文字? のようなもの)で絵がかかれているのみで、一般的なオラクルカードのように、カードそのものの画像がついているわけではありません。

どうやらこれも活性化のためのヒントの一種ではないかと考えられます。

作者いわく「意図的に最小限の内容になっているのです。ガイドブックに頼るべきではありませんよ。ありのままに解釈してくださいね」とのこと。
一生懸命「何のことだろう」と理解しようとするかもしれませんが、実は魂はすでに知っているのですよ、という含みをもたせた言い方をしています。

ガイドブックがないとオラクルカードが読めない! という方には不向きといえるでしょう。
今必要なメッセージがほしい、という場合でも、少ない情報から直感を働かせて、絵柄から、メッセージからつかもうとしてみてください。

もちろんこれだけの分量の英語ですので、日本語解説がついていなくても、Googleレンズなどを使い、翻訳してあらましをつかむこと自体は可能。
ガイドブックなどにとらわれず、直感で読んで行く人なら使いこなせるかもしれません。

また昨今の為替変動により、日本で手に入れる際の価格にバラつきがあります。
購入時には十分ご注意ください。

アクティベーションのカード、ということを意識しすぎない!

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうですね。
アクティベーションのために引くだけではなく、あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をするのがおすすめ。

こちらで購入できます。