【オラクルカードレビュー】天使の祝福カード

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回は天使の祝福カードを取り上げます。

天使の絵画をベースにしたカード!

青みがかったグリーンの外箱に美しい天使の絵が神々しく感じられます。
作者はアメリカ在住で、牧師でもあるキンバリー・マルーニー氏
今カードは同氏が深刻な病にかかり、ふせっていた際に受け取った、天使からの祝福によりできたものだということです。

わたしたちが同じように天使から祝福を受け、愛や癒しに満ちた人生を歩んでいくことができるように、という願いがこめられています。
どのカードも天使の名前や使命がタイトルにつけられている絵画をベースにしているのだそうです。
絵の作者もレンブラントやラファエロなど有名どころ多数。
その中から天使の本質や印象が伝わるような作品をじっくり選んで作成されているものだといいます。

こちらはカードの入った箱と解説書がひとつの箱におさめられているのですが、この解説書ではそれぞれの天使についての丁寧な説明や、どうやって神聖なビジョンとつながっていくのか、というところまで網羅されています。
最初は天使たちへの「献呈」の言葉から始まり、スプレッドやカードの活用方法、天使の階級についての説明もしっかりされているので、天使についてもっと詳しく知りたい方にぴったり。
解説書は何と260ページ弱の大ボリューム。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしい大きさになっています。
裏面は夕焼けの雲? のような柄の正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは44枚入りで、オラクルカードの標準的な枚数です。
カード上部には通し番号と天使の名前、下部に短いキーワードが記載されています。
全体的に枠のあるスタイルですので、少し絵が小さく感じられますが、もとが絵画をベースにしているせいかさほど気になりません。
エッジは美しい金縁ですが、もともと古い本ということもあり、新品でも少しなめらかさがないと感じるケースもあるそう。
同様にカードに初期キズがあったりもするようです。
美しすぎて実占用にするにはもったいないと、コレクションアイテムとして持たれている方もいるとききますが、こういった事情からかもしれません。
しかしどの絵も美しすぎて、ながめているだけでも浄化されていくような気持ちになれることでしょう。

そして業界の方にうかがうと、どうやらこちらは「人を選ぶカード」と呼ばれているそう。
問題点をバシッと指摘してくる部分があるので、何かというと人の顔色をうかがい、人のせいにしがちな「他人軸」の方には向かない(=当たっていないと感じる)ものらしいのです。
自分で成長しようと決めている人、他人に調和しつつもしっかり前にすすもうとしている人に引き寄せられてくるのだ、という逸話があるとのこと。
そしてもちろん天使を愛してやまない、神聖な態度で謙虚に接する方にも…。
もし自分がそういうタイプに当てはまる、と感じるのであれば、ぜひ手にしていただきたいカードです。

絶版のため入手困難なカード!

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。

またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。

リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。

残念ながらすでに絶版となってしまっているようですので、なかなか手に入れることが難しくなっています。
気になる方はお早めに探してみてください。