現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はThe Healing Waters Oracleを取り上げます。
水に癒やされる
2023年6月発売の新作。
やわらかいミントグリーン~水色をベースにした外箱は、手に取るだけでやさしい気持ちになれるようです。
Healing Waters (癒やしの水)の名の通り、ながめているだけでも癒やされる、毎日カードを引きたくなってしまう…というお声も多いようですね。
「水」がテーマになっているオラクルカード自体はこれまでもありましたが、より明るめの色彩がよいのか? 発売前の予約段階から人気を集めていました。
人間が最初になじむ「水」とは、おそらく母親の体内の羊水であろうと思われますが、この小さな水の空間だけではなく、もっと大きな世界の聖なる水までも、癒やしの力をもつものとして昔から珍重されてきたのだそうです。
他にも川や海、湖などの「水辺」がありますが、水がなければ人は生きていけません。
このカードはそういった貴重な資源としての「水」を讃えましょう、と呼びかけているものだ、というのですね。
水がなければ生きていけない、つまり水はすべての命の源であり、神聖なものとして見ていきましょう、と語られています。
作者は「ワークユアライトオラクルカード」や「ローズオラクル」でおなじみのレベッカ・キャンベル氏。
もとのメーカーは老舗ヘイハウス社で、「ローズオラクル」などでもトレードマーク? となった、V字にカットされた独特の外箱が目印。
イラストも「ローズオラクル」と同じケイティ=ルイーズ氏が担当しています。
「ローズオラクル」と同様に、今回もカードと同調するための解説カードが封入。
カードを使う前にGoogleレンズなどで翻訳しながら使ってみてください。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしい大きさになっています。
裏面は正逆の区別がつかない仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは44枚入りで、オラクルカードの標準的な枚数。
今回も外箱のユニークな形状を使ってカードを置くことができます。
付属のガイドブックには、カードの読み方だけではなくおすすめのスプレッドなどの解説もありますから、翻訳しながらという手間は発生しますが、初めてオラクルカードを使うという方もお使いいただける仕様。
カード名も水に関連するものが多い印象ですが、Googleレンズなどの翻訳ではわかりづらい表現もあり、パッと内容が入ってこないというご意見がありました。
そういった意味では絵柄からイメージをわかせてリーディングするタイプの方向けかもしれません。
170ページ超におよぶ詳細なガイドブックもついていますから、自分の直感で読み取った内容にプラスαするとよいかと思います。
やさしいイメージのカードですから、今必要なメッセージがほしい、という場合でも、寄り添ってくれるような回答が得られるかもしれませんね。
しかしながら日本語解説がついたバージョンがまだ発売されていないため、翻訳に苦労されている方が多いようです。
先ほども申し上げたように、既存の翻訳アプリではうまく日本語として表現できないような、深い意味合いの内容もガイドブックに含まれていると考えられます。
ただこれまでも、レベッカ・キャンベル氏のオラクルカードは日本語版になっているものが多いので、こちらももしかすると早い段階で日本語版が出るかもしれません。
インスピレーションがカギとなるカード!
今作に関しては頭で意味を考えるのではなく、絵柄重視で「こんな雰囲気」「こういったイメージを感じる」というところからリーディングするのがおすすめ。
また老舗メーカーの品であっても、どうしても国産のものとくらべ、外箱に傷みのあるものがくる率が高いというご意見もあり、そのあたりには注意が必要でしょう。
カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそうです。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。
こちらから購入できます。