【オラクルカードレビュー】The Law of Positivism Healing Oracle

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はThe Law of Positivism Healing Oracleを取り上げます。

美しいヒーリングのカード!

2023年5月発売の新作。
「The Law of Positivism」とは実証主義の法則というような意味あいです。
そして「Healing Oracle」とついているところからも、ちょっとつらい時や悲しい時にひもとくとよさそう
ガイドブックにも「このカードを使用して、否定的な感情を手放し、内なる感謝や平和、豊かさに到達」とあります。

メーカーはアメリカのスピリチュアル系書籍出版社・ヘイハウス
作者はShereen Oberg氏
ヨガや瞑想の認定教師もされている方です。
今作はアマゾンのニュー・エイジ部門でも長く上位にランクインしている、人気のカードになっています。
なお昨今の環境への配慮から、カードを束ねているのがビニールではなく紙になっているところにも注目ですね。

カードのスプレッド(展開法)も複数紹介がありますが、慣れないうちは1枚引きで使っていきましょう。
どのカードもやさしい色合いの絵柄になっており、ながめているだけでも気持ちが落ち着いてきますね。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ。
裏面は正逆の区別がつく仕様になっていますが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは50枚入りで、一般的なオラクルカードより少し多めです。
最近の占い業界の傾向として、まず占い師側が健康で幸せでなければ、お客さまのお悩みを解決し、幸せに導くことは難しい、という考え方があります。
そのためにも、まず占い師がしっかり癒やされていく必要があるのです。

今作は「肉体のヒーリング」「感情のヒーリング」などに各カードが分類されているので、引いたカードによって「どんなところに癒やしが必要なのか」がわかりやすくなっています

付属の解説書では、各カードが2ページで解説されており、カードの中のシンボル、アファーメーション(肯定的な宣言)にも触れていますが、カードのメッセージ解説にもっともボリュームが割かれています。
どんなカードであるのか、じっくりおさえていきましょう。
特に傷ついたお客さまがいらっしゃった時に、強い癒やしが欲しいなと感じるならぜひ使ってみてください。

最近の流行である枠がない、いわゆるボーダーレスタイプのカード。
左上に小さめの通し番号、下部に短いメッセージが入るスタイルです。
最小限の情報のみですので、絵が大きく楽しめるのもありがたいところ。
通し番号が少し小さいため、数秘術とからめて使う方からはやや使いづらいとのご意見もありますが、絵柄から読み解くタイプの方からは好意的な意見が多いようです。
それから多くの方が、開封した時にインク臭? が気になるとおっしゃっていますので、気になる方はしばらく箱からカードを出しておくとよいでしょう。

140ページ超の解説書が付属していますが、残念ながらオラクルカードによくある「日本語解説版」が存在しないため、やはり翻訳に苦労されている方が多数おられるようです。
現在は翻訳アプリなどを使い、さくさく読み進めている方も少なくありません。

飾ったり持ち運びをする方も!

カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージも大切にしてみましょう。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
または気に入ったカードをクリアファイルなどに入れて持ち歩いてもOK。
額に入れて飾る方もいるそうですよ。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。
コチラで購入できます。