【オラクルカードレビュー】Whispers of Love

現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はWhispers of Loveを取り上げます。

「愛」がテーマのカード

「愛」をテーマにしたオラクルカードです。
愛についてのオラクルカード、というと、ほとんどの方が「ロマンスエンジェルオラクルカード」をイメージされるようですが、こちらは恋愛に限らずもっと広い意味での「愛」がテーマ。
家族やそれ以外の人間関係などにも通じるので、幅広く使えるという魅力があるといいます。

「Whispers of Love」とは「愛のささやき」という意味だそうで、この言葉だけきくと恋愛に向いている、と単純に考えてしまうかもしれませんね。
しかしもっと広く深いニュアンス、いわば人生におけるあらゆるものとの関係、ワンネスに通じるものもあるカード。
さまざまな人とのつながり、あるいはペットなど動物とのかかわりについても使えるそう。
日常のガイダンスとしてもこのカードを使える、とありますので、SNSで今日のカードなどを発信する方にもおすすめです。
もちろんふだんの鑑定のシメの1枚や、占い求人に応募した際の実技試験において使うカードとしても向いているでしょう。

メーカーはBLUE ANGEL社
フェアリーテイル・オラクルカード」などでも知られていますね。
作者は先日惜しまれつつ亡くなられたアンジェラ・ハートフィールド氏
Gratitude Oracle」などでおなじみです。
イラストは同作でもタッグを組んだジョセフィン・ウォール氏がまた担当しています。

そして本作の英語・日本語両方の解説つきバージョンもついに登場しました。
数種あるようですがBLUE ANGEL社版ではなく、老舗のUS GAMES SYSTEMS社版のものがもとになるものもあるそう。
ただ一部のみの日本語訳ではなく、「全日本語訳」がついているということで、非常に安心感があります。
これなら翻訳の手間がなくすぐに占えますね。
しっかり学んでいきたい方は、一緒に封入されている英語版のガイドブックと併用していくとよいでしょう。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約10センチ×約14センチと、オラクルカードとしてもだいぶ大きい方になります。
なお裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。

どんなカード?

カードは50枚入りと、一般的なオラクルカードよりやや多めですね。
BLUE ANGEL社版のカードは、ガイドブックに合わせて外箱が作られていてカードと箱の間にすき間があるケースもありましたが、今作ではそんなことはなく、他社のオラクルカードのように、箱に合わせてカードやガイドブックが作られており安心。

カードの下部にカード名と短いメッセージが入るタイプです。
最近では枠のないボーダーレスタイプのカードが主流になっていますが、こちらは細身の枠がある仕様。
しかしそれがまるで絵画のようである、と好意的に受け取られている印象があります。

ご存知のようにウォール氏は、これまで多くのオラクルカードを手がけていて、そのどれも高い人気を誇っていますが、特にこちらは「愛」をテーマにしているだけあって、やわらかい色合いとやさしい人物の表情が特徴的
ながめているだけで心が洗われる、癒やされた感じがする、という好意的なご意見が多数ありました。
同氏の絵柄が気に入って、実占用にはもったいないからとコレクションアイテムとしてご購入される方もいるとのこと。

好みに合わせていろいろなバージョンが選べる

先ほども記載したようにカードがだいぶ大きめですので、オラクルカードに慣れている方でもシャッフルしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
リーディングは直感的に、カードから受けるイメージを大切にしてみてください。
どんなものが浮かんできたでしょうか。
仮にカードから受けるイメージと、解説書の内容に違いがあるようであれば、ご自身の直感を大切にしてみてくださいね。

迷った時に、自分の行く方向への道標として最適なオラクルカード。
ぜひ1枚引くところからスタートしてみてください。
手に入りにくいものもありますが、現状下記3つのバージョンがあるようなので、お好みでチョイスしては。

英語版はコチラ
日英両解説つきはコチラ
日本語版として発売されていたものはコチラ