現役占い師が実際に使用しているオラクルカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回は【オラクルカードレビュー】Wishcraft Oracle: You Are the Magicを取り上げます。
絵本の挿絵風がかわいい!
2023年11月発売の新作オラクルカードです。
きれい、というよりはかわいらしい雰囲気の外箱。
アマゾンのランキングでも、ニュー・エイジ部門で発売前から注目を集めており、最新リリース部門やほしい物ランキングでも上位に入るなど、かなりの人気ぶり。
現在もトップ50に連日のようにランキングされており、品切れ状態になっているそう。
価格も2023年12月現在2000円を切っているので、一気に購入希望者が殺到した可能性がありますね。
作者は「クィーンオブザムーンオラクル」が日本でも人気のステイシー・デマルコ氏。
イラストはLiz Tiethoff氏が担当しています。
どうしても「クィーンオブザムーンオラクル」のイメージが強すぎるのか、今カードの外箱を見ると違和感がある、というご意見があります。
幻想的という意味合いでは悪くないのですが、どちらかというと今回は絵本の挿絵になってもよいようなタッチになっているがゆえに、何となく低年齢層用のカード? と感じてしまうのかもしれません。
しかし中を開けると美しいホログラムエッジに魅了されます。
夜の森の中に迷い込んだかのような世界観で、イマジネーション強めの人なら、間違いなくカードの中に入り込むことができるでしょう。
実際デマルコ氏は今カードを「小さな魔法を愛する若者たちのためのオラクル」と位置づけています。
親子で使ったり、これから大人へと向かっていく年齢層の人たちも楽しめるように作られているのでしょう。
また昨今の環境配慮の流れを受けているのか、カードを束ねているのが紙の輪になっています。
気になるサイズ感は?
カードの大きさは約9センチ×約13センチと、オラクルカードらしいサイズ。
裏面は正逆の区別がつく仕様ですが、一般的にオラクルカードは正逆をとらないものが大半ですので特にこだわる必要はないでしょう。
どんなカード?
カードは30枚入りで、一般的なオラクルカードの枚数よりもだいぶ少なくなっていることから、物足りなさを指摘する声も多いようです。
上部に通し番号、下部にカードタイトルと短いメッセージが入る仕様。
最近の流行である枠なし(ボーダーレス)タイプのカードですが、タイトルなどが絵柄の上にそのまま載っているので、そこだけは枠に入れてもらいたかった、というお声もあります。
ちなみに細かい初期傷のようなものもところどころに見られ、品質の低さを指摘するご意見もありました。
ややつやのある仕様ですが、カード同士がくっついて扱いにくい、という点は解消できているよう。
ただやはりホログラムエッジであるがゆえに、端の方だけはくっつきやすくなってしまっています。
雰囲気は幻想的ですが、タッチが比較的はっきりしたものになっているので、ほわんとした絵が苦手という方もOK。
森の住人と思われる、子鹿などの動物たちが一緒にカードを盛り上げてくれていますね。
箱に金文字、カードがホログラムエッジでとても高級感があるものの、価格をおさえるためなのか、枚数が少ないことに加え解説書も薄手です。
せっかくのオールカラーの解説書なのに、説明が思ったよりも少ない印象。
またカード1枚につき1ページ割かれているのですが、少し字が小さめです。
しかもカードにより説明の長い短いがあるので、これなら字を少し大きくしてほしいな、と感じます。
残念ながら日本語解説がついたバージョンがまだ発売されていないため、翻訳に苦労されている方も多いようです。
翻訳アプリの類を使うか、ガイドブックなどにとらわれず、直感で読んで行く人に向いているかもしれません。
観賞用としても楽しめる!
カードが大きめですので、オラクルカードに慣れている方をのぞいてはシャッフルもしづらいかもしれません。
どうしてもうまくできない方は横一直線、もしくは馬蹄形にカードを広げ、そこから1枚引くという形がよいでしょう。
オラクルカードですので、「はい」「いいえ」で答えられるものではなく、○○に対するアドバイスをください、というような感じで引くとよさそう。
またその場にいない人のことなども、アドバイスを必要としないため注意。
あくまで「自分のこと」として「自分が」こうありたい、こういうことをしたい、という部分を明確にした上で質問をしていきましょう。
カードがとても美しいので、額に入れて飾って楽しむ方もいらっしゃるようです。
今週のメッセージなどとして、意識して見ることもできそうですね。
占い用として使用頻度が低い方はぜひお試しください。
コチラで購入できます。
