Q. 同じものを見ても人によってとらえ方が違う、という話をきいたことがあります。
占い師はやはりポジティブな見方をした方がいいんですよね?
出来事にはすべて意味がある、その言葉の裏には…
よく出来事にはすべて意味がある、などと申します。
多くの人は「そうか、◯◯だからこんなことが起きるのだな」と納得した経験があるかもしれません。
しかし本当はそういう意味ではない、というご意見があるそうです。
出来事にはすべて意味がある、というのは、人によりすべて意味づけされている、というニュアンスである、というお話なのです。
つまりその人が今、どんな心境であるかなどの要因により、同じ出来事に対して意味が変わってくる、というわけです。
たとえば財布の中をのぞいた時に、1000円札が1枚だけ入っていたとするとどうでしょうか?
あれ、何だよ、1000円しかないじゃん!
おお、1000円も入ってるよ!!
みなさんの心境はどちらに近いでしょうか?
ふだんからネガティブなものの見方をしている方は前者のようなとらえ方をしがちなのだそうです。
だから見るもの見るもの、ネガティブなイメージで見てしまいやすいというのですね。
ポジティブな意味づけを意識しよう!
反対にポジティブ思考の方は後者のように「ある」というところに視点を置いています。
ご存知のように、俗に言う引き寄せの法則では「ある」にシフトしていれば「ある」、「ない」にシフトしていれば「ない」を引き寄せていきます。
ですから、このまま「1000円しかない! 」という意識でい続けた場合、永遠にお金がない状態から脱することができなくなる可能性があるのです。
ちょっと考えてみていただきたいのですが、先ほど出来事は人によりすべて意味づけされている、と申し上げました。
つまり意味は後からつけられているということですよね。
でしたら「ポジティブなイメージの意味づけ」を意識する方がベターです。
こんなふうに言い換えしてみよう!
仮にお客さまが今日は全然こないな、という日でも、
あーあ、お客さん来ないなー
ではなく、
お客さんも今日はまだ残業かな。
よし、これまでどんな相談内容が多かったかまとめておこう。
もしかすると似たような相談が来るかもしれないしね!
というような意識にしていきたいものです。
「今日はたまたま来なかったけど、また来る」というニュアンスで考えるようにしてみましょう。
間違っても「お客さんがこない…こない…」と呪いのごとくつぶやき続けることのないように。
先ほどのような「お客さまがこない時にどうするのか」というところに視点を向けることはとてもよい判断です。
いつまでもお客さまが来ないなどということはありえない! と信じて、来るまで何をするのか、自分に今できることは何か、と次の行動につながる意識を持ち続けていきましょう。