鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。
Q. 母に買ってもらったブレスレットが先日切れてしまいまして、何とか修復しようと思ったのですが、いくつか足りない石があり直せません。
ネックレスとか他の形にしてもいいものなんでしょうか?
大事なアクセサリーが…
お気に入りのブレスレットが切れてしまって、石をひろい集めたけどいくつか見つからない、今までつけていたけど、何かデザインが気に入らなくなってしまった、母からもらったけどデザインが古くさい、でもアレンジってしていいの? といったご質問をよく受けますので、その点について考えてみましょう。
実際ご自身のお客さまから、占いのついでに相談された方もいらっしゃるのでは?
リメイク・アレンジについてはもちろんしていただいて問題ありません。
通常の貴金属でも、祖母から母、娘へと受け継がれていく中でデザインのアレンジをする、というのは普通に行われています。
やはり時代によってデザインの流行のようなものがあるのと、昨今のコロナ問題により指輪はつけなくなったのでペンダントにしたい、というご相談が増えているとのこと。
ですので、ふだん使いのアクセサリーやパワーストーンのブレスレットに関しても同様に考えてください。
特に切れてしまって石がいくつかたりないということになりますとサイズが変わってしまうため、新たにご自身に合うパワーストーンをチョイスしてアレンジすることをおすすめします。
気に入ったブレスレットが切れてしまうのはとても悲しい気持ちになってしまいますよね。
それに切れてしまったのを機にしまいこんでしまうのはちょっともったいないかな、と感じます。
もちろんもうそのパワーストーンが合わなくなってしまっていて、切れてしまうケースもあります。
持ち主さんの身代わりとなって切れてしまう、ということもよく言われることです。
しかしそれでも処分したくない、と感じるのであれば、浄化して新たに作り直す方がよろしいのではないでしょうか。
どうリメイクするの?
さてリメイクの方法ですがもともとと同じ形にする場合とまったく違う形にする場合があります。
たとえばブレスレットが切れて、一部の石がなくなってしまったケースであるなら、
新たに石を加えてブレスレットを組み直す
今ある石をブレスレット以外のもの(ネックレスなど)に仕立てる(石はデザインによってたさない可能性もあり)
というようなプランが考えられます。
「ブレスレットの中に金属パーツが入っていましたが、金属アレルギーを発症してしまったせいでつけられなくなりました」というお客さまもリメイクを希望されるようです。
それではバラしたブレスレットをアレンジした例をご紹介しましょう。
○ちょうど夏が近かったので、かんざしのパーツにTピンや9ピンでパワーストーンをつなげ、揺れるようにしてもらった
○最近流行のロウびき紐(ワックスコード)に通しながら結び目を作って石を固定しラリエットに(ブレスレット2本使用)
○シュシュにからませるようにパワーストーンを入れた伸びるテグスを配置
○小さいビーズを通したりチェーンを使ったりしてアンクレットにアレンジ
○シンプルに9ピンでひとつひとつパワーストーンをつなげ、チェーンと合わせて2連のネックレス
○ペンダントヘッドは別に用意して、9ピンにセットしたパワーストーンをチェーン部分に入れ込む
○ペンデュラムのチェーンにパワーストーンを入れる
実に多様なアクセサリーに変身していますね。
特にワックスコードは金属アレルギーの方でも使えるので人気になっているようです。
ラリエットは1本のひも状になっており、ぐるぐる巻くとバッグチャームにもなると人気のアイテムです。
またあきたら両側に金具をつけるとグラスコード(メガネのつる部分につけ、ネックレス風に下げられる)にもなるんだそう。
ひとつで何通りにも使えるとおトク感があります。
台座から石がはずれてしまった場合は、その石をマクラメ編みでふちどりをしたり、ワイヤーで巻いて雰囲気を変えたりもできます。
これをセンターにして新しくアクセサリーに仕立てるのも素敵ですよ。
せっかくご縁があってやってきたパワーストーンですから、長く楽しめるようにしたいものです。
これから占いの求人に応募しようとお考えの方は、パワーストーンについても深く学んでおくと、鑑定の現場で役に立つかもしれません。
ひとつの知識として覚えておいてください。