【お客さま素朴なギモン】霊感と霊視と透視何が違うんですか

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. お客さまから霊感とか霊視とか本当にあるの、とか、透視と何が違うの、ときかれ、口ごもってしまいました。
考えてみたこともなかったです。
いったいどんな違いがあるのですか?

人々を魅了する「目に見えない世界」

昔から霊感や霊視でみる占いは人気がありますが、水晶占いなどに見られる「透視」とよく違いがわからない、というご意見がありました。
今回はこのテーマを取り上げてみます。

西洋占星術やタロットなどとは違い、目の前にデータやカードが出てくるわけではないので(霊感タロットとはまた別)、一見すると何となく怖いとか、本当に当たるのかとか、さまざまな気持ちをお客さまはお持ちのようです。

そもそも霊感とは、ひらめきのようなものも含め霊的なコミュニケーションのことを指すようです。
それは神仏であったり、天使であったり、さまざまなものとの対話を含みます。
「ガイドからの声をきく」と表現される方もいらっしゃいますね。

霊視は「視」という文字が使われていることからもわかるように、霊を視るということです。
霊の声が聞こえるというような場合には「霊聴」と称します。
そして霊感・霊視をメインにしている「霊との交信にすぐれている人」は霊能者と呼ばれます

透視は字のごとく「見えないものを透かして視る」ということで、箱の中に何が入っているかを当てたり、遠隔で相手が何をしているのかを見たりするものです。
水晶を通してみるものが占い界ではよく知られています。

怖いもの見たさというものもあるのかもしれませんが、人気の霊能者の方は何ヶ月も予約待ちというケースもありますし、わかる人にはわかるのかもしれませんね。
一方で「当たってナンボ」という一面もあるがゆえに、人によってはまったくみえていない、適当に言っている、というようなネガティブなイメージもあるようです。

実は特殊能力ではなかった!?

実は霊感がまったくないという人は本来いないのだそうです。
強い弱いはあってもまったくないことはなく、いうなれば能力が眠っているだけなのだといいます。
いわゆる第六感と呼ばれるようなものや、よく年配の方が「虫の知らせ」などといっているものもここに含まれます。

また水晶を使った透視も、霊感が強くなくても訓練しだいでできるようになるというのですから、ある程度の年齢がいってから興味が出てきた、という方もあきらめなくてよさそうですね。

後天的に能力が使えるようになるケースも!

なお霊感は先天的なものと、後から修行などにより使えるようになった後天的なものと2パターンあります。
しかしながら霊にもいろいろありまして、残念ながら低級霊(霊格のレベルが低い)とのコミュニケーションをしている人も中にはいるのです。
この低級霊ですが、非常にタチがよくない上、人間にもよくない影響を及ぼすことで知られています。
鑑定をしてもらうのであれば、高級霊とコンタクトのとれる人を選ぶ必要があります。

高級霊とコンタクトできる方は、自分を律することもでき、カンタンに欲望に左右されることがありません。
低級霊とコミュニケーションをする人は、お客さまを批判したり脅したりすることもあり、大変怖い思いをするとききます。
日々修行をしている、神仏に祈りを捧げている、常に学び続けるような霊能者を選ぶようにしましょう。

当然のことではありますが、お客さま側も霊能者側も心身健全である方が望ましいといえます。

水晶占いもできるようになる!?

一方水晶占いですが、古い時代から水晶をのぞくことでカラフルな映像が見える(スクライング)ことがよく知られています。
ちなみに記号やモノクロの映像などが映し出されることがあり、これを解釈するようなやり方かあるとのこと。
要するに直感で見えるイメージをわかりやすくお客さまにお伝えする、ということです。

水晶には未来の他、過去や深層心理なども映し出されるといいます。
球体の水晶を使うものがメジャーで、水晶占いといえばコレ、というイメージとして最初に出てくるかもしれませんが、いわゆるポイント型の水晶でも使うことができるそうですね。

参考までに、ご自身で水晶透視占いを練習しようという場合には、かなりパワーを要するので長期戦になるとのこと。
毎日20分ほど、先ほどご紹介したスクライングという方法で見続けるようにします。
長時間見続けていると頭が痛くなったり吐き気がしたりするようなので注意してください。
これを続けると白いぼんやりしたものがみえるようになり、ここを通過するとさらに水晶にビジョンがみえるようになるといいます。
しかしながらこうなるまでには個人差もありますので、そのあたりを考慮しながら練習する必要がありそうです。

またこのビジョンというのも、抽象的なイメージで見えることが多いようなので、そこから解釈するだけの能力もないといけません
なかなか大変な道のりです。

信頼できる霊能者を見極めて!

目に見えない世界は、多くの人の興味をそそります。
しかし目に見えないだけに、気づかないうちにおかしなモノが近づいてきてしまうリスクもゼロではありません。
利用される場合はよく調べた上、しっかりとした方にお願いする必要があります。

中には紹介料ほしさにいいかげんな霊能者を紹介する方もいるのだそう。
霊感・霊視専門店をたずねるなど、その道のプロをしっかりと見極めて利用しなければなりません。