恋愛も、お金も「受け取る」ことになっていますか?~なぜ受け取れないのか~

Q. 一生懸命鑑定しているつもりですが、リピートでいらっしゃるお客さまが、こちらのアドバイスをきいてくれず、何も変わらないと言い続けています。
どうしたらよいでしょうか。

何のために占い師は存在しているのか

恋愛がうまくいかない、お金がない、仕事が決まらないなど、何かにつまづいて占い師に相談に来るお客さまが大半なのですが、よくよく話をきいてみるとどこか及び腰な印象を受けることがあります。

まあそれはわかっているんですが、結局…
でも実際は…
やりたいのはやまやまなんですけど…

というように、たとえば占い師側が提示したアドバイスなどに対して、こういった「逆説的な言い回し」で受ける方がいらっしゃいます。

わかっているならそうすればいいじゃないか、と提示している側は感じるのですが、何かしらの事情や理由があって「今はできません」というような話なのかな、と思いきやさらに話をきいてみると、

いろいろなアドバイスをもらうものの、結果として行動に移していない

というところに着地しています。

言いたいことはわかるけれどできない(やらない)
(いろいろな理由があり)やりたいと思いつつ、実際はできていない(やれていない)
やりたいのはやまやまだけれどもできない(やらない)

ですね。
この「できない」ではなく「やらない」というお話は過去記事でもご紹介しました。

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さて占い師側は悩みを解決するために存在しているわけなのですが、当のお客さまが自分の鑑定結果を受け取ってくれない、いったいどうしたものでしょうか?
今まで自分でいろいろとやってきたけれども、結果が出ないから占い師に相談にきたのですよね。
ということは、占い師側の鑑定結果を知った上で、自分の考え方や行動を変えれば、違う未来に行き着く可能性があるわけです。

にもかかわらずできない(やらない)

のですから、当然何も変わりません。
何人、何十人の占い師に相談しても同じだということです。

受け取らないとどうなる?

たとえば通販サイトで買い物をしたとします。
日時指定や時間指定なしで発送されれば、おおむね最短で到着するはずです。
しかし届けに行ったら留守だった、となれば不在票が入りますが、いっこうに再配達の依頼がなされなかったらどうでしょう?
差出人に返送されますよね。

要するにこれと同じことなのです。
差し出しても受け取ってもらえなければ、どんなにがんばっても渡すことができないということ。
「受け取る」と決めて、しっかり受け取る(= 行動につなげる)ことが大切です。

ではなぜ受け取れない(= できない、やらない)という事態が発生してしまうのでしょうか?
原因はいくつか考えられるのですが、鑑定現場で特に多いと感じるのは「受け取ることで自分にマイナスな影響が出る」というブロックのようなものです。

たとえば宝くじを当てたいけれども当たらない! というケース。

原因1: 当せん金を受け取る許可を出していない
原因2: 大きなお金を得ると人にごちそうしなくてはならない、家族で山分けしないといけない、という思い込みがジャマをしている
原因3: 大きなお金を手にすることで、税務署に狙われるのではないか、という思い込みがある(実際宝くじは原則非課税で確定申告も不要だが、そのことをご存知ない)
原因4: 家に泥棒が入ったらどうしよう、という漠然とした不安

これらのことが無意識下にあり、避けるために当たらない方向を選んでいる、という考え方があるそうです。

恋愛においてもそうです。
好きな人とうまくいかない、という場合なら、

原因1: 相手とうまくいく許可を出していない
原因2: いいなあと思った相手とつきあい出したとたん、しつこく電話やLINEなどをされるようになりうんざりした(= こんなことならひとりの方が楽、と感じるなど)ので、またそうなってほしくない
原因3: つきあい出したら、もっとハイスペックな相手が出てきて、相手がいる状態であるがゆえにあきらめないといけなくなった(= だったらいつもひとりでいれば、いつでもいい相手に向かっていける、と考えるなど)から、なるべく深くつきあいたくない

というような原因があるといいます。
しかし大きなお金を得たとしても、人にごちそうをする必要はありませんし(そもそも宝くじに当たったなどと言わなければすむ話)、新たにつき合い始めた相手がしつこく連絡をしてくる人だとは限りません。
以前こうだったから、今回もきっとこう、というような考えは捨ててしまえばよいのです。

もう以前とは違う、またあの時のようなことは起こり得ない、と強い気持ちでいることが大切です。

次回は受け取ったら結局どうなるのか、について考えてまいります。