恋愛がうまくいかない、お金がない、仕事が決まらないなど、何かにつまづいて占い師に相談に来るお客さまが大半なのですが、よくよく話をきいてみるとどこか及び腰な印象を受けることがあります。
そのためにはしっかりと「受け取る」と決めることが大切であるというお話を前回いたしました。
Q. 一生懸命鑑定しているつもりですが、リピートでいらっしゃるお客さまが、こちらのアドバイスをきいてくれず、何も変わらないと言い続けています。どうしたらよいでしょうか。 何のために占い師は存在しているのか 恋愛がうまくいかない[…]
「やらない理由探し」は卒業しよう
まあそれはわかっているんですが、結局…
でも実際は…
やりたいのはやまやまなんですけど…
前回もご紹介した、これらのできない(やらない)理由を探すのはもうやめにしましょう。
何のために占い師に相談にきたのか、それは本当の望みから離れてしまっているのを修正するためではないのですか。
なぜ理由をつけて受け取らないことにしてしまうのか、改めて考えてみてください。
まるで条件反射のように「前はこうだったからきっとこう! 」とか「◯◯さんがこういうふうになっているのを見たし、自分もきっとこうなるに違いない! 」と頭で考えてしまうせいなのかもしれませんね。
しかし、今相談しているのはもちろん「◯◯さん」ではありません。
そして「前はこう」でしたが「今もこう」なるとは限りません。
やはりいずれにせよ「思い込み」にすぎないということです。
まったく同じ人生を歩むわけではない!
◯◯さんと自分は同じ人ではない、だから同じ道を歩むことはありません。
双子であってもまったく同じ人生を歩むとは限らないのです。
ましてやアカの他人であるなら、なおのこと違う生き方になるでしょう。
「似たような人生」はあるかもしれませんが、まったく同一ということはないのです。
この点を占い師側もしっかりおさえておきます。
そしてお客さまに「今までのパターンなんか繰り返しませんから!! 」としっかりお話ししてください。
「タイミングは今じゃない」説も
一方で「受け取りたいがまだその時期ではない」と考える方もいます。
まだ異性とおつきあいするには早い…
自信がないし、もう少し勉強して実力をつけてから…
というような理由づけですね。
よく「もう少ししっかり占いの勉強をしてから、オーディションに挑戦しようと思います」というご意見をおききしますが、これもこのパターンになることでしょう。
ではなぜ「まだ早い」と感じるのですか?
今実際に行動を始めるとどうなるのですか?
と掘り下げて考えてみてください。
先ほど「自信がないから実力を…」というくだりがありましたが、その裏には「責任をとるだけの力がない」という気持ちが隠れていそうです。
タイミングじゃないから失敗する!?
今実際に行動を始め、もしうまくいかなかったら…という気持ちの裏には、今やったって失敗するからやめておけ、というようなネガティブな印象がチラつきます。
失敗すると大変
責任問題になる
責任なんてとれません
というようなお気持ちがあるのかもしれませんが、では実際やってみたらどうなるのでしょう?
失敗したら「どう大変? 」
「責任問題」って具体的にどんなこと?
責任をとらなかったら「結局どうなるの? 」
このように、どんどんつきつめていってどんなイヤなことが起こるのか、困ったことに結びつくのか、改めて考えてもらいます。
これまでに何度もお話ししていますが、ご自分の人生は自分だけのものなのです。
だから自分で方向性を決めるべきです。
占いが未熟だから失敗?
仮に、未熟な占い師の自分がお客さまの相談にのって、お客さまの人生が狂ってしまったら困る、だからオーディションを受けてはいけない、と考えているとしたら、それは違います。
なぜなら同じように考えれば、お客さまの人生はお客さまだけのものだからです。
一占い師があれこれとアドバイスをしたとしても、最終的にその意見を採用するかどうかはお客さまが決めること。
だから責任など負う必要はありません。
中には「占い師の先生がこう言ったから」と騒ぐ人もいるかもしれません。
しかしその意見を採用したのはその人自身なのですから、その結果を人のせいにするのはナンセンス。
なので自分のやりたいように、自分で決めて受け取る、という流れを、自分も対お客さまにも常に意識していきましょう。