【占術迷子さん】神話好きさんにピッタリ! ルーンの世界

※作品提供: 氣石工房ねこうどんさま

自分がどんな占いをしたらいいのかわからない!
今の占術が合ってないみたいなので違うものに変えたい!

そんな占術に迷うみなさんのためのコラムが「占術迷子さんシリーズ」です。

数も少なく、手軽におみくじ感覚でできて、しかも見た目もかわいいルーンストーン。
特に神話好きさんにピッタリなルーン占いについてお話しようと思います。

おみくじ感覚で占える!

袋の中からルーン文字の書かれたストーンを引くだけ、という、おみくじ感覚で気軽に楽しめるルーン占い。
大変シンプルで楽しく占えるので、最近少しずつ人気が出てきました。
占いフェスなどでも、ルーンを使った占いをしてくれるブースを見かけるようになりましたね。
人気のタロットカードのひとつ「ペイガン・キャッツ」にもルーン文字が描かれたカードがあります。

海外のシミュレーションRPG系のアプリ「Hidden City」でも、壁の装飾などにルーン文字が描かれていたりするので、向こうではかなりメジャーな印象のようです。

ルーン文字を書くと魔力が宿る!?

もともとこのルーン占いは「ルーン魔術」なるものがルーツになっていて、ルーン文字を書くことで魔力が宿ると言われたりしています。
何やらとても神秘的な匂いがしてきますね。
また護符としての役割もあるそうなので、気に入ったルーン文字をお守りにする人も。
複数のルーン文字を組み合わせることでより強い意味を持たせるやり方(後述)もあるとのことです。

さてルーン文字といえば北欧神話と大きなかかわりがあると言われます。
神話好きの方にもたまらない魅力があることでしょう。
北欧神話においては「神々の王」「最高の存在」とされ、某RPGゲームにも登場しているオーディンがルーン文字を生み出したとされていますね。
しかもオーディンは世界のあらゆる叡智をを手に入れるため、大樹ユグドラシル(イチイの木?)に9日間も吊るされ、我が身を捧げたことによりルーン文字をゲットしたというのですから驚きです。
オーディンの教えでは正しい場所に正しい方法で刻むなら絶大な効果が得られるのだ、とのこと。
特にルーン文字の場合はひと文字でも強い力を持つとされていますから、ルーン文字をひと文字だけ引き出すルーン占いにつながっていると考えられているのです。
またルーン文字が直線で作られているのは、刻みやすいようにするためだという説も。

占う時のコツは?

ルーン占いをする時にはあれこれ迷ったり考えたりせず、直感でスッと引くのがよいとされています。
ルーン文字がそれぞれ1つずつ書いてあるものが24コと何も書かれていない「ブランクルーン」が1コで計25コあり、タロットのように正位置・逆位置はとる人ととらない人がいるようです。

逆位置をとることで、タロットと似た感覚になりわかりやすい、鑑定に深みが出る、と考えられているようですが、特に逆位置はとらなくても問題はありません。
ただし自分が逆位置をとるかとらないかは、最初に決めるべきとされていますので注意してください。

素材もいろいろ! 好みを探そう

ルーンの素材としては天然石のものが人気がありますが、金属製木製のものもあります。
好みで選ばれるとよいでしょう。

ルーンを混ぜて引く、ということを考えますと、入れておく袋は多少大きめにしておく必要があります。
人によっては袋ではなくポーチなどを手作りして使っていらっしゃるようですね。

また天然石のものはエネルギーを吸収しやすいと言われていますので、こまめに浄化すると安心です。

ピンとくるものがなかったら自作も

気に入ったものがないなあ、と感じる場合はご自身でルーンを作る、ということも可能です。
レジンで作っている人おはじきにルーン文字を書いている人など、みなさん工夫されているようですよ。

中にはシーグラス(海岸や湖畔で見つかるガラス片)に着色してルーンストーンに仕立てる作家さんもいらっしゃいます。
シーグラスの場合、形や色がさまざまでよりオリジナリティあふれるものが作れるのが魅力。

要するにルーン文字が書いてあればOK
ただし、袋の中に入れて混ぜる時、大きさが極端に違うものや形に特徴があるものが入っていると、手が覚えてしまう可能性がありますので、必ず大きさはそろえるようにした方がよいとされます。

海外の通販サイトなどでは手作りルーンを意識しているのか、ルーン文字が刻まれているシリコンモールドが販売されているとのことです。
ご興味のある方はのぞいてみてください。

カードタイプのルーンも!

また最近ではカードタイプになっているものも発売されています。
オラクルカードなどと同じように1枚引きで使えるものになっており、慣れている方はこちらの方がよいかもしれません。

どうしても天然石のルーンになると重みが出てしまうため、外で鑑定する方からは不便だという声がありました。
しかしカードタイプの場合25枚だけなので、フルデッキのタロットよりも軽く利便性がよくなっています
また正位置・逆位置をとられる方にとってもやりやすいとのこと。
ご自身のお好みで選んでみてください。

ルーン文字を組み合わせるとさらに強力に!

先ほど複数のルーン文字を組み合わせることでより強い意味を持たせる、とお話しましたが、実際にやっているという占い師の方にお話をうかがいました。

自分がこうありたい、あるいはこういうことをキープしていく意識を高めたい、と思うルーン文字を複数選びます。
それを組み合わせて文字を作ります
決まりはないので好きなようにアレンジしてみてください。
写真は「エオロー」と「ティール」を組み合わせた例です。

たとえば「ウィン」と「フェオー」を組み合わせた方は、その月のナンバーワン占い師になられたそうです。
ちなみにその方のお話では、なるべく目につくところに置いておく、あるいはよく見るもの(財布など)の中に入れておくことで、常に意識するようにした方が好ましいとのことです。
みなさんのお好きな文字は何ですか?

まずは1つの文字にじっくり向き合ってみるのもいいかもしれません。
覚える数が少ないので、占術を増やしたい方にも向いています。
手軽に練習したい方にもおすすめ。