【占い1年生】繰り返し繰り返し同じカードが出るのに腑に落ちない

多くの”占いを仕事にしたい”人からのリクエストにお応えしてスタートした「占い1年生」シリーズ。
今回はその中より、何度も同じカードが出ることについてご紹介してまいります。

連続で同じカードが出る!?

同じカードが繰り返し出るのは、その問題のテーマであることが多いとされています。
にもかかわらず、テーマというにはピンとこなかったり、そもそもなぜ今これなのか? というようなカードが出たりして、なかなか落とし込めないというお話をよくききます。

ちなみにタロットのフルデッキ78枚から1枚を引く確率は1/78ですが、2回とも同じカードを引く確率は1/78×1/78=1/6,084というとてつもないもの。
0.016%ですから、まあほとんどないといってもよいでしょう。
にもかかわらず、同じカードが3回連続で出たケースがあるそう。
1/78×1/78×1/78=1/474,552、つまり0.0002%
さすがに全部このカードなのではないか、と、カードを1枚1枚確認してしまった、というエピソードがあるというのです。

何度も出てくるのに何でわからないのか、と自己嫌悪になってしまう方もいるようですが、まずはカードが「強く何かを主張している」ということだけ押さえましょう。
何のことやらよくわからない、とりあえずそれでよいのです。
読めていない自分は占い師失格だとか、カードとの相性がよくないせいだとか、仕事で占いをやるのは無理だとか責める必要はありません。
占い関連の求人に応募し続けているけれどもなかなか書類選考に通らないからと、どうすればいいのかカードにきいたところ毎回同じカードが出てくる、というエピソードもきこえてきており「早く気づきなさいよ!!」という圧すら感じてしまいます。

もちろん何度も出てくるカードは自然と意識してしまいますし、気になるところではあるでしょう。
ですが試験問題と同じで、わからないところにずっとかかりきりになるよりは、わかるところを先に攻める、というのも特に鑑定の場では大事なこと。
「あれ、またこのカードが出ていますね」とお客さまにも確認してもらい、何か感じるところがあれば話してもらうようにすると、それがヒントになることもあります。

他に展開されているカードがあるなら、そこからの類推で読める場合もありそうですが、よくわからない時はいったん置いておき、他に強い主張があってなおかつ読みやすいカードから説明をしてはいかがですか。

「よくわからないカード」はどうすればいいのか

よくわからないカードは時間をかけていくとわかる、という場合もありますし、時間がたってから「あれ、もしかしてあれってこのことだったのかな」と感じることもあるのです。
またじっくり取り組むべきテーマであればあるほど、ふとした時に似たようなニュアンスのカードが出てくるそうです。
タロットではなくオラクルカードに変えても、ルノルマンにしても「どこかで見たような…」という結果が出てくるというのですから不思議です。

まるで「この話忘れてないだろうね」とカードから確認されているかのよう。
しかしタロットもオラクルカードもルノルマンも、それぞれ違った見方ができるので、いろんな角度から見ていくうちに何となく理解できるようになるのだそうです。

ちなみに以前お話したように、実はフタをしておきたいこと、目をそむけたくなるようなことがカードを通してあらわになってしまうことがあります。

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ですので何回も同じカードが出る、ということは、本来向き合わなければならないテーマであるのに逃げている、なかったことにしている、ということに対する警告である、と指摘する業界の先輩もいらっしゃるのです。
そのことは考えたくない、向き合うのがめんどくさい、という気持ちがあり、後回しにしているけれども、実はそこがいわばキモの部分であり、この課題をクリアしなければ先には進めませんよ、という合図であるというお話です。

さすがにこうなってしまうと向き合わざるを得ません。
覚悟を決めてこのテーマについて考えていきましょう。

もちろん浄化したり、ヒーリングを行ったり、ゆったりした気持ちになることも大切です。
ついでにカードも一緒に浄化してしまいましょう。

そして改めて「ずっと出続けていたこのテーマについて、今何をするべきですか? 」や「気づかなければいけないことはズバリ何ですか? 」といった質問を投げかけてみて、これからの行動につながるヒントを受け取ってみるとよいそうです。
今度こそあいまいなままにしてしまっていたテーマを、しっかり落とし込めるようにしていきませんか。