願望は制限をとり払って考えていこうという話

以前、まず自分がどこに行きたいか「結果を先に決める」ことが大切であるという話をいたしました。
途中経過についても必要以上に気にしすぎることなく、まず結果を大切に考えていくことについては、過去記事もご参照ください。

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結果を決めたことに対し、本気でそこに行く覚悟があるかどうかを試される、そしてそれがやりづらさや試練のような大変な思いとして感じられるのでしたね。

さて途中経過を必要以上に気にしない、と申し上げましたが、なぜそうしなければならないのでしょうか。

突如問題が立ちはだかってくる!?

おそらく何かこういうことをしよう、となった時に、ほとんどの場合時間の問題やお金の問題などが立ちはだかってきて、なかなかスムーズにできない、と感じておられることでしょう。
だからこそ「お金がこれだけあればこの占い講座を受けることができる」とか「あと◯歳若かったら占い師の仕事ができたのに! 」というような、何がしかの制限のようなものが突如ズームアップされた状態になってしまうのです。

ともすればこの制限は「できない理由」にすり替えられてしまうこともあるので、業界の先輩方も「まず制限は取り払って何をしたいかを考えましょう」とおっしゃっています。
制限がないとしたら、みなさんはどんなことをしたいのでしょうか?

制限がある中でも希望を見出し、うまく成功につなげていく方もいます。
しかしほとんどの方はたとえば、

今日は500円しかないから、ランチは◯◯か✕✕でないと行けないなあ…

というようなどんよりした気持ちになってしまうのではありませんか?
本当は1000円の日替わり定食を△△という店に食べに行きたい、と思いつつも、500円しかないのでそれもかなわない、という思い。
500円でも十分楽しめたからいいや、幸せ! と感じられる人ならばよいのです。
ですがたいていの人はそうではありませんよね。

制限の間をぬって、何とか目標に向かう道筋を見つけ出したとしても、どこか「何でこんなことになってしまっているのだろう? 」というもやもやをぬぐうことができないとききます。

まったく楽しい気持ちやわくわく感とは無縁です。

ちなみにわくわく感にのっかって、自由に自分の望む未来に向かって突っ走っていく状態は、心も体も大きく広がるような感じになるそうです。
一方今お金がないからどうとか、時間がないからどうとか、という制限がかかると、まるで心も体も縮こまってしまっているかのよう。
スピード感も雲泥の差ですよね。

本当は何でもできるのかもしれない。

にもかかわらず、制限をかけることでできる可能性をつぶしてしまっているかもしれないのです。
何だかとっても残念なことになってしまっていますね。

かつての「アレ」が再び…

自分はこれがやりたい、と思っているのに、親御さんから「うちはお金がないからね」と言われ、やらせてもらえなかった、あの昔の経験に通ずるものがありませんか?
その時どんな気持ちになったでしょうか?
とても悲しい、つらいと感じませんでしたか?

そう、今まさに親御さんはじめ他人がからやられたことを、自分で自分にしてしまっている状態になっているのです。
自分で自分をこてんぱんに打ちのめしている、このことに一刻も早く気づいていただきたいのです。

占い業界で仕事をする、占い師の仕事を天職としてやりきる、と決めたなら、まずはそのためにどんなことができるかを「制限なしに」考えていってください。

お金や時間はないないと言わず、自ら何らかの方法で作り出すのです。
占いの本を読みたいと思うなら、あらゆる方法を使い手に入れてください。
古本や電子書籍であってもかまわないのです。

ありとあらゆる方法を駆使して、今できる最善をとにかくやってみるということ。
その方法が正しくないなら、あの「いえいえそっちじゃありません」というサインが感じられるはずです。
うまく方向転換をしながら、自分の望む方向へ最速でたどりつけるよう歩みをすすめてみてくださいね。