【お客さま素朴なギモン】姓名判断で見ると彼氏と相性がよくない

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. 結婚を前提につきあっている彼氏がいるのですが、どうも姓名判断で見ると相性がよくなさそうなのです。
そのため親が結婚にしぶり始めました。
どうしたらよいでしょうか?

結婚したら運勢がダウン!?

今おつきあいをしている人と結婚を考える時、こっそり姓名判断してみたらどうもよくなさそう、というお悩みを時々耳にすることがあります。
そういった相談にはどういう観点で見ていくのがよいのでしょう。

女性の場合、あるいは男性でも婿入りする場合名字が変わることがあります。
姓名判断の上では名字の総画数で「天格」(もともとの宿命などを司る部分)を見るのですが、「人格」(中心的な運勢を司る部分)「外格」(社会性や恋愛面に影響する部分)「総格」(晩年の運勢に影響する部分)も名字の画数にかかわってくる部分ですので、天格が変動することにより影響を受けてしまいます
そのため業界では、多くの場合女性の名字の方が変わる可能性が高い、という点を考慮しなければならないゆえに、女の子の名前をつける方が難しいという意見もあるほどです。

最近では夫婦別姓論も話題になっており、夫婦別姓を認めようという動きも以前より活発になっている印象を受けます。
しかしながら、実際のところはまだどちらかの名字に統一して名乗る形がスタンダード
彼氏さんの名字になれる、という喜びがある一方で、名字を変えたら運勢がイマイチなのはなあ、というお気持ちで揺れている方も少なからずおられるのです。

名字を変えたら運勢アップ、ならばよいのですが、運勢がダウンするからこそ、お客さまは不安になって相談にこられるわけですよね。
「あなたと結婚したら運勢ダウンするから、結婚はナシね」というわけにもいきません。
仮に彼氏さんを婿入りさせる、という考え方にシフトしたとしても、もし彼氏さんの方が同様に運勢ダウンするとしたら? という問題が発生してくるかもしれません。
こういう場合、どのように考えるのがよいでしょうか。

当然ですが、姓名判断の結果のみで結婚をやめる必要などあろうはずがありません
運勢ダウン対策としてさまざまな方法があるので、お客さまにできるものを選んでもらいましょう。

運勢ダウンをおさえるには?

旧姓のまま通す

最近増えているのが、旧姓のままお勤めを続けるという方法です。
結婚したら退職する、という方もいますが、昨今は結婚しても仕事を続ける方が多いようです。

長くお勤めされている場合、旧姓で認知されているでしょうし、メールアドレスに名字が入っている場合、変更する手間もあるため、旧姓のままで通せるという会社も増えているのです。
戸籍上は名字が変わった場合であっても、今まで通りメールアドレスも名刺も変更することなく使うことができるのであれば、変更せず今まで通りでOKです。

どうしてもの時以外は書き方を変える

戸籍上の名前できちんと書かないといけない書類以外では、多少変化をつけることも許容範囲です。
お取引先で名前をひらがな表記にされている方がいましたが、お話をきくと漢字が難しくて読めないからひらがなにしています、とのことでした。

こういった柔軟な対応をしている方がおられるわけですから、メールの署名をひらがなやローマ字に変えてみるというのもひとつのテです。
たとえば「坂本」という名字は12画なので一般的には凶ですが、これを「さかもと」に変えると11画の「吉」、「SAKAMOTO」にしても18画の吉になるのです。
このケースなら、ふだん使うハンコをひらがなにしてもいいかもしれません。

字画のよいハンドルネームなどを使う

SNSなどでは字画のよいハンドルネームを使うのもよいかと思います。
なじみのあるニックネームの字画がよいのであれば、それをメインに使うようにします。
人から呼んでもらう時もこの「字画のよいハンドルネームやニックネーム」を使ってもらうのです。
たとえば「まな」は9画で凶ですが、「まなちゃん」だと17画で吉になります。
ですので「まなちゃん」と呼んでもらえばOK。
あくまで必要な時以外は「悪い運勢の名前」は封印するということですね。

どうやら姓名判断にもいくつかの流派があり、それによりいい悪いの結果が変わるケースもあるようです。
いくつか試してみて、やはりどれもイマイチだった、ということであれば、上記のような方法をおすすめしてみては。
名前だけで人生をあきらめることのないように、背中を押してさしあげましょう!