【お客さま素朴なギモン】私の彼氏はソウルメイトでしょうか

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. 今すごく気になっている人がいて、いろんな面で一致する点が多いので、もしかしてソウルメイトかなと思うのですがどうなんでしょうか?

ソウルメイト=運命の人じゃない!?

鑑定をしているとしばしばきかれるこの質問。
占いの求人に応募して実技試験を受けたら、こんな質問が飛び出したなんていう例も。
そもそもソウルメイトとはどんな人たちのことなのでしょうか。

多くの人がソウルメイト = たったひとりの運命の人、ととらえているようですが、実はそうでもないようです。
確かにソウル(soul)+メイト(mate)という造語は魂の伴侶という意味を持ちます。
しかし異性とは限らないということがわかっているのです。
もちろん男女の場合もあるようなのですが、深く理解・共感し合える同性の友人、というケースや、仕事の同僚ということもあるのだといいます。
要は「お互いに魂を成長させる相手」というようなニュアンスです。

一方よくきかれる似たようなワードに「ツインソウル」というものがあります。
これはもともとひとつの魂だったものが2つ(以上のこともあるそう)にわかれたものとのこと。
すなわちソウルメイトは自分とは別の存在でありますが、ツインソウルの場合は違うわけですね。

またもともと同じ魂だったわけですから、より効率的に魂の学びにつなげていくために、全く違う場所や環境で生きることになるというお話。
そのためなかなか出会いにくい傾向があるとききます。
出会うことはほとんどないけれども、どこか魂の深いところでつながっている存在、といえるのかもしれません。

「また会おう」と約束をしている!?

先ほどソウルメイトはお互いに魂を成長させる相手である、と申し上げましたが、生まれる前に前世でまた会うことを約束している、といわれているそうです。
ピンときている人もいるかもしれませんが、ソウルメイトとは必ずしも良縁下のもとでの話ではありません。
いわゆる「腐れ縁」と呼ばれる関係も、どうやらソウルメイトとして前世からのつながりがあると考えられているのです。
よくカルマを背負って生まれてくるなどといいますが、カルマにもよいカルマとよくないカルマがあります。

よいカルマ = 徳
よくないカルマ = 業

と考えていただくとよいでしょう。
ですので、よくない関係がだらだらと続く場合もソウルメイトの可能性があるわけです。
この点には注意が必要でしょう。
深い関係性がある相手は、基本的にはよしあしにかかわらずソウルメイトと考えてよいのです。

良縁のソウルメイト: フィーリングが合う・居心地がいい・何となく安心感がある
悪縁のソウルメイト: 別れたいと思っているが離れられない・一緒にいても衝突しがち

このような特徴があることをおさえておきましょう。

そしてどうもソウルメイトは縁のある者同士グループになっている特徴があるらしいのです。
「チーム魂」というような感じでしょうか。
そう考えると同じ学校や会社にいる人もソウルメイトと考えてよいのかもしれませんね。
同じプロジェクトチームのメンバーのような狭いグループも可能性があります。
ひとつのことに力を合わせて目的達成につなげよう、というものがベースにあるからです。
先ほどカルマの話が出ましたが、前世でやり残したことがあると今世に引き継がれてしまうといいます。
もしかすると、この「目的達成」により、カルマが解消するのかもしれません。

いいニュアンスであってほしい…

悪縁のソウルメイトはさておき、ソウルメイトといったらやはり良縁であり、特別な人であってほしいと思いますよね。
仕事でもプライベートでも、一緒に助け合い、いろいろな気持ちをわかちあいながらお互いに成長していく相手。
たいていの人はあれ、この人ちょっと違うな、と感じるのだといいます。
特に何度も過去世で出会っているせいなのか、初めて会った気がしない、と感じる方もいるよう。
安心感や信頼感といったものを強く感じるという方が多くみられます。

どちらかというと魂レベルでのつながりを感じるせいか、精神的なゆるぎないつながり、というニュアンスになるのでしょう。
相手を振り向かせようと必死になったり、変に見栄をはったりすることもなく、自然体でいられるというご意見もあります。
しかし残念なことに、片方はソウルメイトかなと気づいているのに、もう片方が気づいていないことが多々あります
ですが決して焦ることはありません。
その時になれば自然な形でわかるようになると言われているのです。

また悪縁のソウルメイトとは違い、仮に仲違いしたとしてもお互いに理解し合えるという大きな差があります。
批判されたとしても、あとあと「そうかぁ、そういう考えもあるかぁ」と納得できるというのです。
魂レベルで自分を傷めつけるために言っているわけではない、ということがわかっているんですね。

ソウルメイトだから結婚できる、とは限らない…

ではソウルメイトであれば結婚にいたるかというと必ずしもそうとはいえません。
実は別れを経験することもあるのです。
先ほど力を合わせて目的を達成する、という意味合いがあると申し上げましたが、この合同で取り組む課題が終了した時や、さらに大きな学びを得る時、前世で乗り越えなければならなかった「別れのつらさに打ち勝つ学び」に立ち向かう時などに意味のある別れが訪れることがあるのです。

精神レベルで深くつながっていると、別れが非常に大きなダメージになり得るのですが、こういうバックボーンがあるのだと知っておいてください。
仮に別れることがあったとしても、その人に対してはありがとうの気持ちを忘れずに持つようにしたいものです。
その気持ちは必ずお相手にも伝わりますよ。

ご縁がある人とは必ずどこかでまた出会えるといいます。
本当に必要な縁であるなら、たとえ今疎遠になっていたとしても、再びつなぎなおされると言われているのです。
別れを経験しても悲観的になる必要はありません。
また人間は何度も転生を繰り返しているのだそうです。
その過程でたくさんの人とかかわっていますから、ソウルメイトは何人もいるのです。
自然な流れであ、これは…、と感じる人がいたら、ご自身らしく生きつつ向き合っていくようにしましょう。