水星の逆行とよく騒ぎになっているけど、何が問題なのですか?

Q. よくSNSでやたらと水星の逆行の話を目にするのですが、何でそんなに騒ぐのかわかりません。
特別な意味があるのでしょうか?

2023年はトータルで4回起こる!

2023年、何と4回も水星の逆行が起こります。
2022年12/29から年をまたぎ1/18まで、4/21~5/14まで、8/24~9/16まで、12/13からまた年をまたぎ1/2までです。
占星術的なイベント、と表現している方もいらっしゃいますが、毎回「水星の」逆行に対してだけ、やたらとニュースになっているような気がしませんか?
いったいどうしてなのでしょう?

実は水星だけではなく、他の惑星も逆行をするのです。
にもかかわらず水星だけが毎回取りざたされるには理由があり、水星がコミュニケーションをつかさどることもあって、連絡がうまくいかなかったり(Wi-Fiの不具合も含む)、電子機器がこわれたりといったことが起こりやすいからだ、といいます。

ちなみに2023年の水星の逆行は4回とも地のエレメント(おうし座・おとめ座・やぎ座)で起こるのだそうで、特に地のエレメントだけに現実的な部分で何か問題が起こるのではないか? と考えられているようですね。

とりわけ4/21に関して申し上げるなら、電車の遅延がやたらと多かった、というご意見が多くありました。
公共の交通機関の遅延はふだんからもあるはずですが、なぜかこの時期になると「やっぱり遅延が増えている! 」と感じる方が多いよう。
一方命術にたけていて、すでに水星逆行の時期をおさえている方からは「遅れることは想定済みなので、もう代替ルートは考えてあります」とのことで、水星逆行だからと身構えるのではなく、ふだんからこういう場合の別ルートを確保しておけばよさそうです。

水星逆行の時はトラブルが起きやすい!?

また別の方の意見では「水星逆行の時にはいろんな取り違えが起きやすい」ということで、ネットで注文した商品と違う色やサイズのものが届いた、注文したのとはまったく別物がきた、ということもあるのだそうです。
さすがにサイズが違ってしまうと困りますね。

ちなみに「うまくいかない」だけではなく「うまくいっていなかったことがうまくいく」というケースもあるのだそうで、疎遠になっていた友人と連絡がとれたり、復縁がかなったりするケースもあるといいますから、ただただガックリするだけではもったいない話です。

2023年は4回もあるというのですから、もう捨てた! あきらめた! という気持ちになるのではなく、むしろその時期に「何が起こるんだろう? 」と半ばワクワクしたような気持ちでいるといい、というご意見もあります。
たとえ思い通りにいかなかったとしても、ふだんと変わらずたんたんと過ごしたり「まあ長い人生、こんなこともあるわ」といったん状況を受けとめて、先のことに目を向けるのがよい、とおっしゃる方も。

事前に確認をしておけば恐れる必要なし!

先ほど水星以外の惑星も逆行する、という話をしましたが、あまりにも水星の逆行が話題になるため「水星の逆行だけは気にしている」という方が多いようです。
そのため「何か新しいことをやってコケたりするのは困るから、この時期ははずして着手するように心がけている」というお話もありました。
このようにどうしてもネガティブな印象がぬぐえない現象ではありますが、必要以上に恐れることなく事前の準備をしておけば大丈夫という方もいらっしゃいますので、あまり極端に心配したり不安になったりすることもなさそうです。

【水星逆行の時に留意すること】
◯なるべく新しいことを始めない。どうしてもという時はよく考えて
◯いろいろ遅れる可能性が高いことから、時間に余裕を持って行動したり、事前の下調べをおこたらない
◯コミュニケーションに障害が出やすい。いつもよりも連絡・確認を密にとったり、メモを忘れずに
◯うまくいかなかったことがうまくいくことも。探していたものを発見したり、再会・復縁などにつながる可能性が
◯最終的には「まあ、水星が逆行しているからだな」ということでまとめ、深く落ち込んだりしない