【お客さま素朴なギモン】宝くじっていつ買えばいいんですか

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. ジャンボ系の宝くじが売り出されはじめると、いつ買ったらいいか問い合わせが多いです。
カードではじき出して教えればいいんでしょうか?

金運が気になる人は多い…

金運に関する相談は占い業界でも非常に多く、しばしばこのような質問をされることもあるでしょう。
現在占い業界においては、自分から行動することが重要であるとされており、まずは宝くじを買う、という行動を起こすことが最優先

どんな相談でもそうですが、それに対する回答をきき、その場ではうんうんとおとなしくきいているものの、実際何の行動も起こすことなく、不満ばかり言っている方も正直いらっしゃいます。
ですので金運に関しても同様に、まずは宝くじを買いに行く、という行動をきちんととることが大切であることはお話になった方がよさそうです。

その上でさらに運気を高めるため、買おうとしている月の運勢や方角を見る、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし方角に関する知識がないという占い師さんの場合、どう対応したらよいのでしょうか。
そういう時には金運に強い日、おすすめな日をご紹介してみてください。

「金運に強い日」の代表格は

金運に関する、といえばまずは寅の日と巳の日があげられるでしょう。
業界的には巳の日の方が金運アップの力が強い、と考えられているようです。

もともと巳、つまりヘビは弁財天のお遣いとされているので、弁財天をまつっている神社に詣でてから買いに行く、という方が多数おられるそう。
銭洗い弁天ということでお金を清める方もいますが、もちろん入れ物である財布を新調するにも適しています

新しい財布に清めたお金、そして種銭も入れるようにすればよりたくさんのお金が引き寄せられる可能性が高まってくるということです。
特に60日に1度めぐってくる「己巳(つちのとみ)の日」は巳の日の中でも最強とされています。
事前にこの日をチェックしておくのをおすすめします。

一方寅の日は、出て行ったお金を呼び戻す日、というような意味合いがあります。
十二支で唯一お金にご縁があるとされる「黄色」の動物であることからも、金運のシンボルと考えられるようになったといいます。

虎は千里を駆け、千里を帰るという言い伝えがあり、出ていってもまた仲間を連れてすぐに戻ってくるというのですね。
そのため(お金が)出ていっても、また仲間(のお金)を連れて帰ってくるということで縁起がよいと言われているとのことです。

そしてお金が出ていっても戻ってくる、つまり大きな買い物をしてもまたお金が帰ってくるということに通じ、投資などをするにもよいと言われているようです。
同様に引っ越しをしたり、新たに事務所をかまえて独立したい、という時にもおすすめです。

昔ながらの「大安」や「一粒万倍日」も!

他にも長年支持を集めている「大安」(大いに安しに通じるため何をしてもよいとされる)や「一粒万倍日」(ひとつぶのモミが万倍にも実って立派な稲穂となるに通じ、わずかなものからスタートしても大きく増えるとされる)も引き続き人気があるため、寅の日・巳の日にこれらがプラスされると宝くじ売り場に行列ができるそうです。

ツウな方は天赦日(てんしゃにち)を狙うともいいます。
天赦日とは天がよろずの罪を赦(ゆる)す日であるといわれていて、この日に始めたことはすべて成功するといういわれがあるのです。
ただし年に数回しかないため、見逃さないように気をつけましょう。

さらに「天一天上(てんいちてんじょう)」も最近注目されはじめました。
天一神(てんいちじん)という神様が天へ帰っている期間のことをさすそうです。
癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの16日間は天にお帰りになっているので、祟りもなくどこに出かけるにも吉と考えられているというのです(ちなみに2023年最後の天一天上は12/1~12/16ですのでもうすぐです)。

事前にチェックしておき、お客さまにおすすめの日を提案するのもよいですね。
しかし先ほど申し上げたように、買う、というアクションが大事です。

そしてさらに大切なのが心のありようだといいます。
「どうせ当たるわけないよ」などと考えながら買いに行くと、そういう現実を引き寄せてしまうというのです。
くれぐれも最初からあきらめモードにならないよう十分注意いたしましょう。