【お客さま素朴なギモン】どんどんたまるパワーストーンをどうにかしたい

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. よくおみやげで穴のあいていないパワーストーンをもらうことが多く、どんどんたまっていってしまい困る、というお客さまがいました。
穴があいていればブレスレットなどにできますが、あいていないものはどうしたらよいのでしょうか?

パワーストーンのおみくじが人気になったせい?

最近はおみくじにパワーストーンをプラスしたものも出てきて、値段も手頃で見た目もかわいいということもあり、おみやげに配る方が増えているようです。
芝大神宮の「三角みくじ」のようにカラフルな袋に入っているものの他、おみやげ店などにもある「華みくじ」など、特に上司が部下の女子社員向けに大量に購入するケースが多いようです。

不思議なことに、たくさんの中から選んでいるにもかかわらず、たいてい引いた人にぴったりのものが当たると言われています。
ですが、その方が日々過ごし成長していくにつれ、合わないパワーストーンも出てくるといいます。

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パワーストーンの効能なども広く知られるようになり、捨てるのも何だし、どうしたものかと思っているうちにどんどんたまっていってしまう…。
さて、こういう時どうするのがよいのでしょう?

どなたかに差し上げる

自分には合わなくても、他の人には合うかもしれません。
しかしご自身がさわったり、身につけたりしたものについては、そのまま差し上げるべきではありません
パワーストーンは持ち主を守ろうとしてネガティブなものを吸い込んでしまうため、そのままお渡しするとネガティブなものも一緒にお相手にいってしまうことになってしまうのです。
ですので、封をきってしまったものに関しては、きちんと浄化してお渡しするようにしましょう。

ひとつひとつジップで閉じられるタイプの小袋に入れ、塩(ミネラル塩や岩塩などでなく、一般的な専売公社の塩でOK)の入った入れ物に塩づけにします。
少なくとも3日はつけておいてください。
入れた日の日付を書いてからつけておくとよいですね。
塩を入れた入れ物のフタには「取り出す日」の日付を書いた付箋をつけておきましょう。
なおこのつけこんだ塩は、1ヶ月をめどに処分します。
お風呂に入れて再利用するなどはせず、袋に入れてゴミとして処分することをお忘れなく。

穴あけを依頼してアクセサリーにする

部屋に置いておくとたまっていくので、持ち歩いたり身につけたりしたい、という場合には、穴のない天然石に穴をあけるようにすれば扱いやすくなります。
先端のみに穴をあけることができるような形状であるならば、前後方向に電動のビーズリーマーなどを使い、そこに丸カンやバチカンをとりつけることで、チェーンを通しカバンにつけたり、ネックレスにすることもできます。

真上から電動のビーズリーマーで穴をあけ、軽くレジンを塗ったら、ヒートン金具をセットしてUVライトで固めることでも同じようにできます。
ただし電動の工具を使う時は、様子を見ながらゆっくり作業しましょう。
レジンの取り扱いをする時にも、手袋をするなど気をつけて使うようにしてください。

形状的に自分では穴あけができないという場合には、ジュエリー工房などで穴あけ加工をしているところがありますから、そういったところにお願いすることもできます。
ただし価格がピンキリであり、費用もけっこうかかってしまいますので注意が必要です。

ワイヤーで巻いてアクセサリーなどにする

最近非常に流行の、ワイヤーで巻いてチャームやアクセサリーに仕立てる技法があります。
穴をあけていなくても巻くことができるそうで、どこの教室も対面・オンラインとも非常に盛況とのこと。

一度基礎を学ぶと、自分でアレンジしながら作品を作ることができるようになりますので、たまった天然石をどんどんご自分で仕立てて販売することも可能に。
この場合も、お相手に渡す際、先ほどの手順できちんと浄化するように心がけてください。

たまっていく天然石は、このようにいろいろと使いみちがあります。
ご自分に合う使い方で有効活用してみましょう。