タロットは難しくない! 怖くもない!

どうしても怖いイメージがつきまとう…

占い業界でタロットの人気が高いのは周知の通りですが、やはりタロットは難しい、怖いといったイメージが完全に消えることはないようです。
過去記事でもタロットの記事に注目があつまっています。

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しかしながらタロットの歴史は非常に古く、また種類もあるために結局どれを使えばいいのかわからない、やっぱり何か大変そうだ、という印象が強くなってしまうようです。
書店でもサンプルを提示して、実際タロットに触れてもらえるように工夫をしています。
ですので手に取ることもなく「難しい」のひとことで片づけてしまうのは早計ではないでしょうか。

オラクルカードは怖くないけどタロットは怖い、と感じる方もいるかもしれませんが、いわゆるウエイト版のタロットはオール絵札となっているため、ある意味オラクルカードと変わらない、という意見もあります。
オラクルカードと同じように色合いや人物の表情、一緒に描かれている動植物など、自分が向けた視点を大切に読み解いていけばよい、という考え方です。
だからこそ、占いに興味がある人なら誰でも使えるツール、それがタロットだといえるのではないでしょうか。

立ちはだかる「キーワード」

タロットを扱っていく上で壁のように立ちはだかるのが「キーワード」
カードの正位置はこういう意味、逆位置はこんなニュアンス、と多くの本にはこういったキーワードがズラッと並んでいます。

そしてタロットのフルデッキは計78枚(まれにエクストラカードで79枚以上になるケースも)あり、正逆両方をとれば156通りの意味合いがあることになりますね。
キーワードはひとつではありませんから、キーワードの数×156パターン…
いやいや、とても無理! 難しすぎる! とさじを投げたくなるお気持ちもわかります。
しかし暗記をしようとするからつぶれる、とおっしゃる業界の先輩方もいらっしゃいます。
使いながら覚えるという方、オラクルカードのように絵のみに注目し、ガイドブックの類はほとんど開かないという方までいらっしゃるのです。
どうやらキーワードは一例、と考えてよさそう。
特に何度も出てくるカードは強い意味を持つので、その分こういう意味合いだったな、と早く慣れて理解できるようになるでしょう。
特にこれから占い関連の求人にタロットが使えるということで応募したい、という考えがあるなら、今すぐにでもカードに触れて仲良くなっておいてください。

どうすればスラスラ読めるようになるのか

先ほど誰でも使えるツール、と申し上げましたが、実際にタロット占いをしてもらった方にうかがうと「あんなにスラスラ言葉が出てこない」「このカードからどうしてあんな言葉が出てきたのかわからないけど、とにかくすごいと思った」というようなご意見がありました。

しかしプロの占い師の方がスパッとカードの意味を発してくるのは、経験のなせるワザであるともいえます。
つまり同じようにやれば、誰であってもその領域に到達できるということなのです。

使いこなせないと感じるなら、タロットカードのデッキそのものを違うものに変えてみるのもひとつの方法。

またいきなり海外のメーカー発行のものを使うと、解説書が英文もしくは多言語仕様(ただし日本語は含まれない)のため、意味がわからないと頭が真っ白に。
ウエイト版系統のカードであるなら、日本語の詳しい解説書を1冊持っておけば安心です。

おすすめのタロット

動物もの(初心者向け): アニマルタロット(山下えり氏)ドリーミングキャットタロット(ルナファクトリー)ルナズベアータロット(ルナファクトリー)

アニマルタロットはカードに日本語で意味が書かれています。
ドリーミングキャットルナズベアーもビギナーズ向けが出ており、同様にカードに日本語記載ありで安心。

やさしい系: エンジェルタロットカードフェアリータロットカード(いずれもラドリー・バレンタイン氏)

伝統的なタロットとは一部カード名称が違うものの、天使や妖精がメインキャラクターのため恐怖感は薄らいでいきます
そしてメッセージもやさしいので受け入れやすいものに。

アート系: ファウンテンタロット(ジェイソン・グルール氏)ワイルドアンノウンタロット(キム・クランス氏)

クールなイメージのカード。
既成の図柄にこだわらず、インスピレーションで読み解いていきたい方向けです。
絵柄が独特なので初心者には少し難しいかもしれません。

いずれも日本語版が出ているものになります。
ちなみにタロットそのものの構成は、先ほどのフルデッキ(78枚、もしくはそれ以上)、もしくは大アルカナのみ(22枚)と決まっており、カードに対する意味もおおむね似たようなものになっているので、慣れてくればカードデッキを変えても使っていけるはずです。
最初から難しく考えず、まずは手にとってみましょう。
心配な方は店頭やネットショップで絵柄をよく見て選んでください。