【タロットカードレビュー】ダヤンのタロットカード

現役占い師が実際に使用しているタロットカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はダヤンのタロットカードを取り上げます。

人気キャラと鏡リュウジ氏のコラボ!

人気ネコのダヤンと鏡リュウジ氏のコラボ。
オラクルカードの方も人気になっておりますが、こちらはタロットになっています。
2005年に発売されてから、安定した人気を維持している人気作。
ダヤンは池田あきこ先生の「わちふぃーるど」に登場する主人公です。
1980年代に初めて描かれてから、長きにわたり愛されてきたネコキャラのひとつかもしれませんね。

そして鏡リュウジ氏が監修しているということもあり、解説書はしっかりしていて安心感があります。
一見すると子供向けのタロットのように感じるかもしれませんが、初心者でもきちんと使えるようにスプレッドの説明もあるので心配はいりません。
かわいいダヤンの絵柄も「タロットは難しい」という先入観を取っ払ってくれそうです。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約11.5センチ×約7.2センチで、トランプよりやや大きくオラクルカードより少し小さいサイズ感。
裏面は正逆の区別がわからない仕様になっています。
ただし今回は逆位置の解説はないとのことですので、逆位置を採用されている方は物足りなさを感じるかもしれませんね。

どんなカード?

カードは大アルカナ22枚のみのタイプになります。
フルデッキ78枚だと覚えるのが大変、と尻込みしてしまう方でもこれなら安心ですね。
カードには上に通し番号、下にカード名称(英・日)が記載されています。
またマルセイユ版と同様、大アルカナ8番が「Justice (正義)」、11番が「Strength (力)」という並びになっています。
ダヤンだけではなく他のキャラも描かれているので、ファンの方は大喜びだそう。
ただし中にはやはり怖いと感じる絵柄もある、というご意見もあり、このあたりは仕方のないところでしょう。
そして22枚版ながらも、先日話題になった「あのカード」も入っております。

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22枚しかなくても、見方・意味などの解説がしっかりしているし、丁寧で好感が持てる、という意見は多いようです。
一方22枚しか入っていないものにしては値段が少し高い、という辛口なお声もありました。

好みがわかれるところでもありますので、検討されている方は実店舗で現物を見てからでもよいかもしれません。
中にはファンとして、コレクションアイテムとして購入される方もいるそう。

占い師になりたいや初心者さんにも!

初心者でも問題なく使える、という部分だけで見るならばかなりおすすめです。
もちろん占い師になりたい、占い師になって仕事でタロットを使っていきたい、という方にもチェックしていただきたい作品。
しかしある程度占い慣れてくると、22枚では飽きたらなくなるのでもったいないという方も確かにいます。
そのため最初からフルデッキを買って練習することを推奨する業界の方もいるのですね。

このように一長一短な面がどうしてもぬぐいきれないところはあるカード。
解説本は80ページ弱のボリューム。

大アルカナのみのデッキになっていますので、タロット入門用として使われる方も多いですが、業界には大アルカナだけで占う方、逆位置をとらずに占う方もいらっしゃいますので、大アルカナだけだから実占で使えない、と考える必要はありません
むしろ大アルカナをしっかりマスターするために、丁寧な解説書と向き合いながら使っていく方が好ましいでしょう。

慣れていない方は、まずはオラクルカード同様1枚引きからスタートしてみては。
最初から何枚も展開しようとすると、どうつなげていいかわからなくなりますから、1枚1枚の意味をしっかりおさえることが重要なのだそうです。
何か知りたいことができた時に1枚引いて、何のカードが出たか、そしてその問題がその後どのような結末になったかをセットで記録していくとタロットが早く上達するとのこと。
気になる方はぜひお試しください。

コチラで購入できます。