【タロットカードレビュー】スターチャイルド・タロット

現役占い師が実際に使用しているタロットカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回はスターチャイルド・タロットを取り上げます。

ピンクやパープルの幻想的なタロット!

ピンクやパープルがベースになった神秘的な絵柄は、どこかで見たような気がしませんか。
こちらは「ワーク ユア ライト オラクルカード」でもおなじみのDanielle Noel氏の手によるもの。
うっとりするほどの美しさで、出すカード出すカードファンが多いことで知られています。

現在通常のスターチャイルド・タロット(アカシック版)と、ファーストエディションの復刻版でもある「初版 ローズ・ポータルボックス」の2種類が存在しており、カードデザインも違っているそうです。

またカードサイズもそれぞれ変わっていて、裏の柄の違い、カードの白いフチのあるなしなど、細かな違いもありますのでお好みでお選びいただくとよいでしょう。
ちなみに価格は同じです。
2023年11月には待望の日本語版が発売になりましたが、後者の「ローズ・ポータルボックス版」がもとになっているようですね。

アカシック版のスターチャイルド・タロットにはボーナスカード? として「AKASHIC RECORDS」というカードが付属していますが、ローズ・ポータルボックス版の方には入っていないようです。
絵柄が違うことから、どちらもお持ちの方がいらっしゃるとのこと。

参考までにDanielle Noel氏のサイトには「クラシックボックス」というものもあるようで、こちらはローズ・ポータルボックス版とカードの絵柄は同じもののようです(裏面のデザインは違っているそう)。

気になるサイズ感は?

カードの大きさはアカシック版約7センチ×約12センチのスタンダードサイズ、ローズ・ポータルボックス版の方は約9センチ×約13センチとオラクルカードくらいのサイズ感になっています。
このスタンダードサイズが世界的な? 標準仕様のため、だいたいこの大きさのタロットが多いようですが、手の小さい女性の方は少し扱いづらいと感じるようです。
一般的なオラクルカードサイズも少し女性には使いづらいのですが、これが標準となると慣れるしかないのかもしれません。

ちなみに裏面は正逆の区別がつかない仕様になっています。

どんなカード?

カードは大アルカナ22枚+小アルカナ56枚の計78枚フルデッキに、アカシック版は1枚プラスされるので79枚となります。
大アルカナは通し番号+カード名称(英)が記載されています。
小アルカナも下部にカード名称(英)があります。
またマルセイユ版と同様、大アルカナ8番が「Justice (正義)」、11番が「Strength (力)」という並びになっています。
大アルカナでは「THE FOOL」が「STARSEED」、「THE HERMIT」が「SERENITY」、「DEATH」が「TRANSFORMATION」というように、一部のカードに独自名称が使われているのが特徴的。
小アルカナのペンタクルも「CRYSTALS」という名称に変わっています。

付属の英文解説書はそれぞれ100ページ以上もの大ボリューム。
サイズ感と絵柄の違いは、好みにも左右されるところではありますが、可能であれば実際中身を紹介しているサイトや、サンプルを置いている店頭などでよく確認の上ご購入されるとよいでしょう。

少しふわふわした絵柄になりますので、どちらかというと直感型、オラクルカードに慣れている方の方がよさそうな気はいたします。
オラクルカードによくあるツヤツヤのコーティングはなく、マットな仕様なのも好みがわかれるところです。
気をつけないと傷みが早そうだということで、マット仕様のカードを避けているという方もおられるとか。
気になる方は複数デッキをお求めになるか、アカシック版ローズ・ポータルボックス版を交互にお使いになるなど工夫されるとよいかもしれませんね。

マルセイユ版に慣れていないと使いにくい!?

またウエイト版ではなくマルセイユ版に準じた仕様になっているために、既存の解説本がそのまま使えないというご意見も。
数は少ないですが、マルセイユ版の解説本を確認されるか、オラクルカードのように絵柄中心に読むという方法もあります。

コレクション用にされる方もいらっしゃるようですが、気になる方はぜひ実占用としてお選びになってみてください。
日本語版が発売になったことで、英語が苦手な方も手に取りやすくなったことはうれしいポイント。

アカシック版はコチラ
ローズ・ポータルボックス版はコチラ
日本語版はコチラ