【タロットカードレビュー】鳥タロット

現役占い師が実際に使用しているタロットカードにスポットを当て、どんなカードか紹介していくシリーズです。
今回は鳥タロットを取り上げます。

こんな鳥がいるのかと驚愕するタロット!

鳥が大好きという作者・NORISAN氏の描いたシリーズです。
他にマルセイユ版ルノルマントランプもあるよう。
愚者の足元にいるのがスズメだったり、力のカードもライオンでなく鳥になっていたりと、とにかく鳥づくしで楽しい仕上がり。
隠者のカードはフクロウ、さすがに知恵をつかさどっているだけのことはあります。
正義のカードでは2羽のインコ? がそれぞれ剣と天秤を持っていますよ。
太陽のカードは太陽だけに!? ニワトリとヒヨコがモチーフになっていますね。

ちなみにこちらのタロットですが、2016年発売とのことながらずっと人気が続いている、というかなりすごいカードのようです。
販売元の解説によると「鳥たちがそれぞれの役を演じている」とありますが、真剣なコスプレ!?
しかも鳥の種類が非常に豊富であり「こんな鳥がいたんですね」と鳥に詳しくない人はみなさん驚かれるそうです。
インコだけでも数種類登場していますので、どのカードにどんな鳥が登場するか見ていくだけでもウキウキワクワクしてしまいそう。
ちなみに宮廷カード(コートカード)に登場する鳥たちは各スート共通になっているとのことです。

中にはカラスが登場し、何やら不穏な雰囲気のカードがあるにはあるのですが、それでも通常のタロットよりは怖さがやわらぐという意見も多く見られました。
これは占う側だけではなく、占ってもらうお客さま側からも同様に感じるとのこと。
絵柄を見ていたら何だかこんなことで悩んでいるのがバカみたいな気がした、というお客さまもいらしたのだそうです。
カードを見るだけで癒やされるなら、セッションそのものもやさしい感じですすんでいきそうな気がしますね。

ただこれから占い師を目指そうとする方には少し難しいかもしれません。
占い関連の求人に応募し実技試験の時に使うなら、すでに占いの仕事をされていて移籍を考えるレベルの方の方がよさそう。
ウエイト版準拠であるとのことですが、初めて占いのオーディションにのぞむ方はベーシックなマルセイユ版かウエイト版を選ぶ方が無難です。

気になるサイズ感は?

カードの大きさは約7センチ×約10センチとスタンダードサイズより小さめになっています。
手の小さい女性の方でも扱いやすいサイズ感がうれしいですね。
ちなみに裏面も小さいバラ柄で、正逆がわからない仕様になっています。
もともとのウエイト版タロットの裏面がチェック、普通すぎてあまり好きじゃない、という方にも好評のようです。

どんなカード?

カードは大アルカナ22枚+小アルカナ56枚の計78枚フルデッキにボーナスカードが3枚ついて81枚入りとなっています。
こちらのボーナスカードですが、うち2枚は皇帝と女帝ですので、もともとのカードと入れ替えてもおもしろそうです。
大アルカナには通し番号・カード名称(英)も記載されています。
またマルセイユ版と違い、大アルカナ8番が「Strength (力)」、11番が「Justice (正義)」という並びになっています。

カードのすべりもよく、比較的シャッフルがしやすいです。
お値段が少し高めなのが難点でしょうか。
またカードが取り出しにくい、というご意見もあるようで、箱を傷めてしまったという方もいらっしゃいました。
この点については、現在販売元がパッケージ内のカード表面にあるビニール包装をはずすことで取り出しやすくなる旨記載がありますから安心ですね。
決まったところでしか購入できないようで、その分流通量が限られている、というご意見もありました。
気になる方はお早めにゲットしてみてください。
コチラで購入できます。