タロットカードやオラクルカード、買い替えのタイミングとは

いつ買い替えるのがいいの?

気に入ったカードを長く使っていると、どうしても傷みが気になってくるものです。
クロスを敷きながら気をつけて使っているつもりでも、絵柄にスレが出てきているとか、カードの一部が反ってしまった、端の方が切れてきているなど、傷みの度合いはさまざまですね。
こういう場合、買い替えた方がよいのかどうか悩む方は多いようです。

当然紙でできているものですから、経年劣化はどうしてもさけられません。
それに使用頻度が加われば、さらに傷みが激しくなってしまうものです。
占い雑誌などからカードに興味を持つ方もいたかと思いますが、昔は今ほどタロットクロスなどもメジャーではありませんでした。
使っている方がいないわけではありませんでしたが、すごく売れている有名な占い師にならないと使ってはいけないものなのではないか? と感じていた人もどうやら多かったようです。
そのためほとんどの方は何も敷かずに机の上でシャッフルしてしまっていたようなのですね。
これでは早く傷んでしまうのも納得です。

傷んだカードでも的中率は変わらない!?

しかし不思議なことに、傷みが激しいカードを使っていても的中率に影響が出るわけではなさそうです。
およそ40年、同じカードを使っているという占い師さんもいますが、裏面に確かにスレがあったり、絵柄に多少の汚れは見られるものの、比較的きれいなカードでとても40年前のものとは思えないレベル。
しかも的中率が下がった感じはしないとのこと。

どんな時に買い替えている?

見た目で傷みが出たら

一方何となく見た目で「傷んできたなー」と感じたら買い替えています、という方もおられました。
特に対面でカードを使われる場合や、講座を開設されている場合など、直接お客さまや受講生がカードを見る機会が多いケースでは買い替えの頻度が上がるイメージです。
実際反ってしまったり、角がめくれてきたカードが含まれていると、そのカードが何のカードであるかがわかるようになるのだそうです。
そうなると占いの精度に影響するということで、買い替えを決意されるのだとか。

売れてなさそうに見えると感じたら

また「あまりにも傷んだカードを使っていると、儲かってなさそうなイメージがつきそうなので、比較的頻繁にかえるようにしています」という方もおられました。
逆に「ひとつのカードを使い続けていると傷みが目立つようになるので、複数のデッキを用意して気分で使い分けています」という意見も。
このようにカードの買い替えのタイミングにはかなり個人差があるようです。

占いの求人に応募後行われる実技試験においては、対面での試験の場合カードも見られるので、あまりにみすぼらしいカードは持っていかない、という方もいらっしゃいました。
逆に使い込んでいるところを見せることで、精進していると思ってもらえる、というご意見もあるので、このあたりは好き好きでしょう。

カードがちゃんと答えを出してくれないと思ったら

中にはカードがちゃんと回答を出してくれなくなり、浄化をしてみるもイマイチで、しばらく休ませてみたけれどやはり疲れているような印象を受ける、こういう場合は卒業なのかなと感じるというご意見もありました。

カードに欠損が出てきたら

いつの間にかカードが何枚か欠落した、という方もいました。

当然ないカードがあればデッキとして使うことはできなくなるため(大アルカナのタロットのみで鑑定している場合は、なくなっているのが小アルカナであれば問題なし)、否応なしにデッキを交換せざるを得なくなります。
カードに大きな傷みがなくても、こういう場合は静かに卒業の時を迎えるのですね。

どうやってお別れしたらいいの?

では実際傷んだタロットとお別れする時にはどうしたらよいのでしょうか。
どうやら断捨離の時と同様に、感謝の気持ちを持って処分するのがよさそうです。
「今までありがとう、またね」と声をかけ、塩ひとつまみと一緒に白い紙に包んで燃えるごみと一緒に出す、という意見や、お焚き上げに出すという方も。
記念品として額に入れて飾る、気に入ったカードをお守りとしてクリアファイルに入れて持ち歩くなど、実にさまざまなご意見が寄せられました。

ちなみに占星術の心得のある方からは、かに座の位置に太陽が来ている時に買い替えをするのがよいと教えていただきました。
次に気に入ったものが見つかりやすく、感謝の気持ちをもって長年の相棒と卒業しやすいタイミングなのだそうです。

手放しの時期ということでは、満月の日に捨てるというご意見もありました。
ご自身でそろそろお別れかな、と感じたら手放してみてはいかがですか。
どうしてもお気に入りのカードがあるなら、2デッキ用意しておくのもひとつの方法。
廃盤などにならないうちに手をうっておきましょう。