【占術迷子さん】長い歴史の占い・紅茶占い

自分がどんな占いをしたらいいのかわからない!
今の占術が合ってないみたいなので違うものに変えたい!

そんな占術に迷うみなさんのためのコラムが「占術迷子さんシリーズ」です。

巷ではコーヒー占いがカード化され人気になっていますが、もちろん紅茶占いもあります。
カップの中に残った茶葉が、どのように見えるかによって占う、という点では、もともとのコーヒー占いと似ていますね。

イギリスで大流行していた!

コーヒー占いと少し違うのは、その残った茶葉が表す文字的なもの、動物みたいな形、こういったものが「カップのどのあたりに出てきているのか」によって占っていくというところ。
特にイギリス、ヴィクトリア朝の女性たちの間で非常に人気になっていたそうです。

ちなみにこの茶葉の形などをどのように読み解いたらよいのか、という解説本のようなものも存在していたため、外で紅茶を飲む時だけではなく自宅でも楽しむことができたのだといいます。
当然のことながら、この紅茶占いをする占い師も存在していたとのこと。
とりわけジプシーたちの中に紅茶占いを行う占い師がいて、人気になっていたそう。

あの人気映画にも登場!

もちろん現代と同じように占いの解釈や方法には差があったりはしたようです。
しかしどの占い師を支持するか、当たる当たらないを判断するのは占ってもらう側ですよね。
このあたりは今も昔も変わらないといえるでしょう。

そしてこの紅茶占い用のカップは「フォーチューンカップ」という名称で呼ばれ、あまりにも人気があったためか商品化もされたのだそうです。
しかも現在でも楽天などで手に入るというのですから驚きですね。

海外でもまだ専門の紅茶占い師がいらっしゃるとききます。
そういえば、人気の映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」にも紅茶占いのシーンがありましたね。
改めて作品を確認してみてはいかがでしょうか。

どうやって占う?

さて実際の占い方についてご紹介します。
カップの内側は白もしくは淡い色のものがおすすめだそうです。
茶葉の色をわかりやすくするためなのでしょうね。

使う茶葉ですが、紅茶でなくてもよく、ハーブティなどでもかまわないといいます。
ティーバッグのお茶しかない、という場合は、袋を切って中身を取り出して使えばOKです。

次にポットにお湯を注ぎ、お茶を入れる準備をします。
お茶のパッケージなどを見て、蒸らす時間も考慮しましょう。
そしてこの時におしゃべりをしたりせず、静かに心を落ち着かせ、瞑想をするようにリラックスするようにするのが一番のポイントだといいます。
BGMなどはなしで、気持ちをゆったりさせるように。

お茶をいただく時には利き手と反対の手でカップを持ちます
ちなみに両利きの人は交互に持ち替えて飲むとよいようです。
占いたいことを考えながら静かに飲んでください。
そして最後まで飲み干さず、少しお茶を残しておくのがコツです。

ティーカップを持って渦を描くように3回まわしたら、静かにソーサーの上に伏せます。
下に水分が落ちていくまでには多少時間がかかりますので、焦ってひっくり返さないように気をつけてください。

さあ、カップを裏返してどんな模様になっているか見てみましょう。
ちなみにカップの縁に近い部分と、真ん中の部分、カップの底の部分とで意味合いが変わり、縁に近いのは近い将来、真ん中は2週間以上先、底の部分は結論の意味あいであるといいます。

どんなシンボルに見えたかは、いろいろな説があるようなので、シンボル辞典などを確認してもいいし、インスピレーションを広げていってもよいのです。
気になった方はぜひ自由に占ってみてくださいね。

なおコーヒー占い同様、紅茶占いもカード化され、より占いやすくなりました。

ですがカードの枚数がコーヒー占いのカードよりはるかに多く、覚えきれないという方もたくさんいるので、できましたらオリジナルの紅茶占いを楽しんでみましょう。