あなたの大切な時間やエネルギーを奪う「泥棒」にご注意~時間編~

この人とつきあっていると非常に疲れる、つかまったら最後長話につきあわされる、などのお悩みが増えています。
こういった人たちのことを「時間泥棒」「エネルギー泥棒」というのだそう。
あなたのまわりにもひとりやふたりいませんか?

他人の時間も自分の時間扱いの「時間泥棒」

まず時間泥棒ですが、この人たちはとにかく自分のことしか考えていません。

しゃべりたいからつきあえ!
今出かけたいからつきあえ!

といった具合に、相手の都合などおかまいなしで、まわりの人を振り回します
相手の都合など考えていませんから、時間も非常識だったり、いつまでもだらだらととりとめのない話をしたりして相手を巻き込んでいくのです。

「こんな時間に連絡したら迷惑かな?」

などとはこれっぽっちも考えないそう。

時間は万人にとって同じだけ与えられているはずなのですが、相手に対しての時間の概念が欠落しているのか、自分の時間を有効活用している、ということだけに目が向いてしまっていて、ひとさまの大事な時間を奪い取っている、という意識が皆無
ですから職場でTO DO リストなどを作成し、きちんとタイムスケジュールに沿って仕事をしている人に対しても、同様に話につきあわせるなどして、相手の予定が狂ってしまってもおかまいなしです。

会社の上層部に多いというご意見も!

よくきくのが会議や面談の類で時間をとってくれ、と言われ、30分くらいと言われていたのに、気づいたら1時間半くらいたっている、というようなケースです。
特に相手が上役や大事な取引先であったりした場合、どうしても下の立場からすると指摘しづらいですよね。

ちょっと考えればわかりますが、こういった方々はある程度時間に自由がきく人です。
自分が自由に時間を使えるから、他人もそうだろうという短絡的な思考をする傾向があるようです。

そして非常に迷惑千万なのですが、こういった人たちは自分の話はさんざんきかせるくせに、こちらの話をきいてくれる気がありません
「今は困るんだよ」などとお断りしようとしても聞き入れてくれないとのこと。
とにかく自己中心的で、まわりの方々も困り果てているものの、イメージダウンを避けてしまうのか、自分からはなかなか言い出せない部分もあるといいます。

なぜかメールやLINEに否定的!?

最近ではメールやLINEなどで、ちょっとしたことであれば送っておき、都合のいい時に返信をもらう、という形でも問題がなくなりました。
しかし一部「そんなのより電話した方が早いだろう」などと言って、執拗に電話をしたりする例も。
これではたとえ用事があったとしても立派な迷惑電話です。

また自分の都合で動いているので、思いつきで行動パターンを変え、突然のアポなし訪問をする方もいるようです。
企業からすると大迷惑。

「お約束はお済みですか?」
「いや、ちょっとそこまで来たから」

というやりとりに苦笑する受付嬢も…

「時間泥棒」が減らない理由とは

さてこういった方がなかなかいなくならないのはなぜでしょう?
答えはカンタンです、自分のイメージダウンを避けて何もしていないから。
迷惑です、という明確な意思表示をしないからなのです。

まず迷惑行為をしていることを自覚してもらわなければなりません。
心理学でも「まず自分がどうしたいかが大事」という考え方がありますが、それは「他人に迷惑をかけてもいいからやり通す」というのとは違います。

自分がどうしたいかが大事=自分の時間を自分で管理することが大事

ということになるでしょう。
なのでどんなにエラい方であったとしても、他人の時間を自分の時間のように使ってはならないのです。
他人のものは自分のもの、自分のものは自分のもの、なんて、どこかのマンガのキャラクターだけで十分です。

時間が有限であること、時間は有効に使うべきものであることをしっかり伝えましょう。
非常識な時間にかかってきた電話には出ない、またはもとから電源を切っておくこと。
いつでもつかまる人、と思われないようにしましょう。

自分の時間はしっかり自分で管理!

電話に出る時間も「自分でしっかり決める」ということです。
社内の打ち合わせが長引きがちの場合は、タイムキーパーのようにタイマーを使って、タイマーがなったら切り上げるようにするとよいようです。
実際打ち合わせの時間は10分でいい、と言われ、本当に10分のタイマーをセットした方がいるとのこと。
タイマーがなったら「時間になりましたので失礼いたします」と毅然と席を立ったそうです。
一番よいのは、こういった方と必要以上にかかわらないことではあるのですが。

いずれにせよ、忙しい時やジャマされたくない時には、きっぱりとつっぱねる勇気は必要となるでしょう。

次回はエネルギーを奪う人たちについてご紹介いたします。