鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。
Q. 学生時代にはずいぶん友達がいたはずですが、年を重ねるにつれ少なくなってきてしまいました。
かといって新しい友達もなかなかできず悩んでいます…
社会人になると友達ができにくい…
学生時代と違い、社会人になると新しい友達がなかなかできにくいと悩んでいる方がいます。
社会人になっても学生時代の友達と引き続きおつきあいをしている方もいますが、一方で卒業したとたんにつきあいがなくなってしまう方も。
人生100年時代、新たに友達を作り日々を楽しく過ごすにはどうするのがよいでしょうか。
地元の高校を卒業後、大学は別のエリア(海外含む)に行ってしまい会う機会がなくなってしまったり、大学まではつきあいがあったけど、入社したらいきなり転勤を命じられそれっきり会わなくなった、というケースもあり、気づいたら友達がいない! と感じることがあります。
昔と違ってだいぶ緩和されてきたようですが、社会人になると業務命令による転勤や子会社出向など、自分の意思とは関係ないものも影響してくるので困りものです。
自宅から通える範囲ならまだいいのですが、引っ越しをともなう異動だったりするとカンタンに会えなくなってしまいます。
そのため集まりにも呼ばれなくなり、疎遠になってしまうパターンへ…。
新しい環境に慣れるため、必死にがんばっているうちに時がたってしまい、連絡しづらくなる、ということもあるようです。
また比較的多いのが、結婚や出産というライフステージの変化。
とりわけ子育てが始まると女性はなかなか外に出られなくなります。
どうしても家族との時間が優先となってしまいますよね。
テレビのインタビューなどで、友達と一緒に答えている様子を見て「昔はあんな感じでよく遊びに行っていたな…」と思い起こす時、今はそんな人いないよなあ、とため息をついていませんか?
気づいたら仕事と家の往復でどこにも出かけていない、休日は寝だめで忙しい、なんていうことも。
会社でつらいことがあっても誰にも相談できない。
そんな時友達がいないことをひしひしと感じてしまうようです。
ちなみに占い関連の求人に応募した後、占い師同士の交流が始まることもありますが、こういった一般的な友達関連とは少し違う印象があるといいます。
言うなれば切磋琢磨できる仲間、ライバルという側面も持つイメージでしょうか。
昔はすぐ近くに友達がいた
昔は同じ学校の中に友達がいましたので、勉強の合間に次の約束をすることがカンタンにできていました。
会社で仲のいい人がいる、という場合も同じようにできるでしょう。
しかし人間関係に疲れて、職場の人間とプライベートではかかわりたくないと感じている人は、改めて別の次元で友達を「探しに出かける」必要があります。
決して向こうからはやってきません。
自分からつかまえにいかないといけないのです。
こんなきっかけでつかまえられるかも
ご自身で何か楽しいなあと感じることはありますか?
たとえばこんなソーシャルゲームでよく遊んでいる、という場合は、そのゲームの愛好家が集まるサークルやイベントに顔を出すというやり方があります。
同じゲームでつながっているのですから話題にも事欠きません。
盛り上がれることうけあいです。
新しい習い事に挑戦してみるのもいいかもしれません。
体験レッスンに行って、おもしろそうなら続けていくうちに教室で気の合う人がでてくる可能性もあります。
少人数の教室であれば、そのメンバーでそのまま教室の後にランチやお茶などに出かけたりもするとか。
おしゃべりしているうちに、深く交流してみたいな、という気持ちになることも。
年賀状などをきっかけに、昔の友人に連絡をとってみるのもアリです。
なかなか会えないまでも、メールなどでやりとりするくらいはできると思われます。
絶対に会いたい、という場合は難しいかもしれませんが、とりあえずやりとりする程度でもいいので交流がほしい、という場合は使える方法でしょう。
SNSをやっている方であれば、ハッシュタグなどから自分と趣味があいそうな人とつながってみてもいいでしょう。
こちらもなかなか会うのは難しいかもしれませんが、中にはオフ会などを企画している場合もありますから、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
しかしながらせっかく行動を起こしたとしても、自分がフレンドリーな態度でなければお相手も萎縮してしまいます。
自分からオープンになれるように心がけましょう。
人づきあいでつまづいた経験のある方にはハードルが高いかもしれません。
ですが、相手はその時の人とは「違う」のです。
つまづいた時は確かにあったかもしれませんが、その時から時がたち、その分経験値もあがっています。
何も恐れることはないのです。
めんどうがらずにイベントなどにも参加してみましょう。
どこにきっかけが転がっているかわからないのですから。
いずれにせよ、自分からきっかけを作らないと新たな関係を作るのは難しいと言わざるを得ません。
自分からアプローチできないから、とりあえずいいねだけつけてみた、という方がいらっしゃいますが、それでは伝わらないでしょう。
実際「いいねされるくらいならコメントがほしい」「いいねしたから何なの」と考える方は多いようです。
勇気を持って最初の一歩を踏み出す必要があるでしょう。