問題が起きた時が一番大事! ターニングポイントに結びつけよう

問題に直面したらどうしていますか?

パートナーシップがうまくいっていなかったり、仕事や対人関係のストレスで転職を考え始めたりするお客さま。
占い関連の求人に応募するも、書類や実技試験で落ちてばかりの占い師候補生たち。
占い師としてデビューしたはいいが、お客さまに恵まれない、稼げないとお悩みのみなさん。
そういった何がしかの問題に直面した時どう対処していますか?

おそらく大半の方がショックで何も手につかなくなったり、食事ものどを通らない、ただただ落ち込んで誰にも会いたくなくなる…というようなことになってしまっているのではないでしょうか?
そしてこの世で一番かわいそうなのは自分だ! と世の中を恨んでみたり、友達にグチってみたり、神さま仏さまなんていやしない、みんなうそっぱちだ!! と投げやりになってしまう方もいるかもしれません。

しかし業界の先輩方にお話をうかがうと、そういった「問題が起きた時」こそが大事なのだといいます。
その問題が起き、立ち止まって考える時間があったからこそ、これまでやってきたこと、そもそものやり方、考え方を再考するきっかけができるのだとか。

占いの仕事をしていく中でお客さまの相談によく耳を傾け、この問題に対してお客さまがどんなことをしてきたか、に注目してみてください。
占いの実技試験の時も同様です。

何不自由なく手に入れられる人とそうでない人

たとえば生まれた時から裕福な家に生まれ、何不自由なく育てられた人だと、何も言わなくても欲しいものが目の前に出されるなど、自分で努力をしなくてもうまくいくことが多々あるかもしれませんね。
しかし裕福でない家庭の方は、がんばってがんばってがんばっても、欲しいものを手に入れることができない、と悩んだりします。

また親に怒られたことなど一度もない、という方もいらっしゃいます。
あれをしてはダメ、これをするなと言われたことがない方は、とにかく自由に発想して思うがままに生きていくことができるでしょう。
しかしあれはダメ、これはダメと言われ続けてきた人は、特に疑うこともせずに「そういうものなんだ」と自分に言い聞かせながら成長していく、と考えられます。

さてこのように、特に何も不自由がなく、制限もない自由な生き方をしている人は、不自由を感じていないので「このままでいいや」という気持ちになりがちだといいます。
特に冒険しなくても何も問題がない、だったらこのままいけばいいじゃないか、ということなのでしょう。

しかし残念ながら、こういう方が何がしかの問題に直面した時、大崩れすることが多いのだそうです。
これまでまわりが何でもしてくれていたので(= 何かあったとしても尻拭いをしてくれる人がいたので)、間違ったことをしていたとしても自覚しにくかった、というご意見もあります。
これまでの生き方が楽で、面倒がないのであれば、何もリスクをおかしてまで冒険はしたくない、と考え、これまでのやり方を変えることを嫌がったりもするでしょうね。

問題が示すスピリチュアルな意味

とりわけスピリチュアルな観点からいえば、こういった問題が起きる時には、魂の成長のために必要なタイミングであるとか、本来の自分の使命に気づかせるために宇宙が問題を起こしている、という考え方があるそうです。
つまり問題が起きた、と感じるならば「おや、何か考え直す必要がありそうだぞ」と立ち止まりなさいよ、ということ。
これまでなあなあにしていたこと、見てみぬふりをしてきたこと、あえて考えないようにしていたことと本気で向き合いなさいよ、というメッセージであると言われているのです。

かといってこれまで自分がこうだ! と信じてつき進んでいたものを、突然方向転換するのはなかなか難しいでしょう。
車を運転している時ですらも、突然方向転換すれば危ないですよね。
それと同じように、じっくりと考え、時々立ち止まりながら少しずつ方向転換をしていくとよいとのこと。
業界の方にうかがうと「サプリメントの宣伝ではないが、まずは1週間(新しいやり方を)お試しください」と教えてくださいました。

たとえば毎日1枚ずつカードを引いて、それをSNSにアップする、ということを続けてみたいなと感じるなら、とり急ぎ1週間は続けてみよう、ということです。
アファーメーション(肯定的な宣言)を日々取り入れていきたい、と感じるなら、これも1週間続けてみるのです。
いきなり高い目標を設定するのではなく、1週間という期間ですので、何となくできそうな気がしてきませんか。

1週間できたら2週間続けることができるでしょう。
2週間できたら1ヶ月続けることができるでしょう。
習慣化するには、このように日々の積み重ねが大切です。
それも今自分にできることを最大限、まずはこの最初の1週間に集約させてみてください。

今、目の前の問題が複数ある方は、ノートなどに書き出して優先順位をつけ、ひとつひとつ向き合っていきましょう。
学校の宿題のように、つまづいたところをそのままにせず「今」解決するように意識してみてください。
そして今度こそ、問題をしっかりクリアにして好転の方向に導いていけるようにしてみませんか。