なかなか「ない」から意識をそらせない…
人間はどうしても「ない」に目を向けがちです。
◯お客さんがこない
◯売上があがらない
◯占いの勉強をしたいのに先立つものがない
しかしこういったマインドを「ある」にシフトすることで、いろいろと変化がある、とこれまでもお話してきました。
Q. 鑑定しているとお客さまはああしたい、こうしたい、とご希望をたくさんおっしゃってくるので、アドバイスなどもしてみたのですが効果がないようです。他にどんな問題が考えられますか? 鑑定の場面ではありがちですが… 鑑定の席でこん[…]
Q. 鑑定の時にお客さまからあれがない、これがないと、半分ぼやきなのかグチなのかわかりませんが、相談内容がだいぶネガティブです。どういうスタンスで対応するのがよいでしょうか。 まるで口ぐせのように「ない」「ない」を連発! どう[…]
うまくいかないから占い師のもとへ… たいていの場合、お客さまは占い師のもとへ「うまくいかない」から来るのです。何でもかんでも順風満帆なら、まず占い師をたずねることはしないはず。しかしにっちもさっちもいかなくなってしまうと、ワラをもつ[…]
それでも「頭の中ではわかるけれど、なかなかその意識が作れない」「目を向けようとは思うものの勇気が出ない」など、変わらず苦しみ続ける方もいらっしゃるようです。
ちょっと昔を思い出して…
ところで、これまでの経験について少し考えてみてください。
たとえばカナヅチだったけれども、スイミングクラブに入って泳げるようになったとか、親と一緒に自転車に乗る練習をして、転びながら転びながらようやく乗れるようになったなど。
そして一度できるようになると、そうかんたんには忘れることがありません。
このようにわたしたちは、いろいろな経験をしながら日々成長してきています。
そしてできなかった時のことなどすっかり忘れて、普通に海で泳いだり、自転車で買い物に出かけたりしますよね。
まるで最初からできていたかのように。
小さな経験の積み重ねが「できる」ことにつながっていることがわかります。
車の運転もそうでしょう。
いろいろな過程をへて免許をとり、運転ができるようになるのです。
「できない」ことに意識を向けがちになってしまいますが、こういったバックボーンを考えてみるなら「できる」を意識することもできそうではありませんか?
泳げるようになったらうれしいし、自転車に乗れるようになったら楽しいと感じますよね。
車でいろいろなところに行くことができるなら、行動の幅も広がります。
小さな経験の積み重ねが「うれしい」「楽しい」につながっています。
見方を変えてみれば、実は他にも小さいけれど、うれしいことやうまくいったこと、楽しいことがあるのかもしれません。
ネガティブなものも必要ではあるけれど…
確かにネガティブなものに目を向けることで危機感を感じることはできますし、生きていく上で多少は必要なことといえるでしょう。
しかし度が過ぎてしまうのはよくありません。
それよりも小さくてかまわないから、うまくできたことや楽しいことに目を向ける意識をしてみませんか。
◯お客さまが来なかったけれど、その間他のお客さまのこれまでの悩みを整理することができた
◯売上がイマイチだったけれども、来月からこうしてみようというプランを考える時間ができた
◯占いの勉強のために格安の勉強会を見つけることができた
他の方向性に対しても言い換えることができるでしょう。
ご自身ならどう言い換えるか、ゆっくり考えてみてください。