質問に対してアンマッチなカードが出てきたらどうするのか

誰しも一度は経験する…

占いをしていると誰もが一度はぶつかってしまう問題、それが質問とはマッチしないカードが出てきてしまうこと。
カードに付属している、もしくは既存の解説書を見ても「何だコレ、答えになっていない!!」ということで、どうしていいかわからなくなってしまうというお悩みをよくききます。

恋愛について占っているのに仕事っぽいニュアンスのカードが出てくる転職について占っているのに三角関係みたいなカードが出た、という、パッと見てまったく合致していないじゃないか! と思えるものが出てしまうと、どう相手に説明したらいいかわからなくなる、というわけですね。

このように引いたカードがどうもしっくりこないなあ、という場合、追加でもう1枚引くというのがスタンダードなやり方です。
「もう少し詳しく教えてください」「わかりやすく教えてください」ということで、任意の1枚をとり先ほどのカードにプラスアルファして読んでいきます。

間違っているわけではない!

業界の方にうかがうと、しっくりしないと感じたとしても間違ったカードが出ているわけではない、とのこと。
ただ占う側からするとわかりづらい、と感じているだけなので、視点を変えたりお客さまにカードを見てもらい、気づいたところがないかきいたりすることで打開できることもあります。

カードは何枚引いてもOKですので、追加で1枚引いてもまだイマイチだと感じるのであれば、さらに1枚引けばOKです。
しかし引いても引いても「何じゃこりゃ」と感じるようであれば、再度最初に引いたカードを見直すところから始める必要があるでしょう。
なぜなら最初のカードも大切なメッセージを送ってくれているはずだからです。
過去記事も参照してください。

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どうしてもしっくりこないなら…

さて一見するとアンマッチに見える最初のカードについて、解説書を見ても「?」となっているのであれば、いったん解説書は横に置いておいて、カードの絵やカード名に集中してみてください。
できるだけ広く、大きく、この絵やカード名をとらえるようにするとよいのだそうです。

カードの持っているイメージやニュアンスにとらわれすぎずに、とにかくまずはおおまかにとらえていくのがコツなのだとか。
なお占う側にこれはこういうもの、というような考え方がある場合も、その枠に当てはめて考えようとしてしまうのでうまくいかないことがあるといいます。

先ほどのように、恋愛について占ったのに仕事っぽいカードが出た、それはつまり恋愛についてきいてはみたけれども、実はその相手は人ではなく仕事、というニュアンスかもしれませんよ。
仕事をこなしていくうちに出会いが広がり、恋愛に発展する可能性が出る、と解釈したケースも。

絵柄に人物が描かれているのであれば、表情や顔の向きにも注目するとよいそうです。
左向きは過去、正面向きは現在、右向きは未来を示すと言われているので、どこに目線を向けているかというのもヒントして使うことができるのです。
表情は悲しそうなのか、楽しそうなのか、何か含んだような印象なのか、そういったところからも回答につながる要素が出てきそうです。

解説書がすべてではない!

要するに何を感じるのか、しっかりカードと向き合うことが大切
業界の方の話では、あくまで解説書に書かれているのはひとつの例にすぎないので、それがすべてではない、とのこと。
100人いれば100人の目線での解釈があり、1枚のカードに対する印象もそれぞれ違ってくるものなのだとか。

なので解説書はあくまで参考程度とし、どういうイメージを感じるのか、そこから何を連想するのか、というところに終始してみるとよさそうです。
そしてどんどんカードを引いて、いろんな角度からカードを見ることができるよう、ふだんから仲良くなる努力をするのも大切ですよ。