占いというとほとんどの方が「鑑定をする(占い師)」とイメージされるようです。
しかし鑑定をするだけが占いではありません。
どちらかというと占いは好きだけど、鑑定とか自分どうなんだろう、と悩んでいる方もおられるのでは?
ひと口に「占い業界」といっても、さまざまな仕事があるのです。
鑑定にこだわらないなら「占いにかかわる仕事」と考えてみてはいかがでしょう。
これから占い関連の求人に応募を検討している人も、並行して何かできることがあるかもしれません。
占いライター
主に占いに関する記事を書いていきます。
フリーで活動される方や、出版社に身を置く方などさまざまです。
新聞や雑誌に「今週の星占い」などがあるのをごらんになったことがあるでしょう。
ああいった記事から、占いサイトのコラムなど、占い関連の内容には一定のニーズがあります。
スポーツ新聞などでは「○○のレースを占う!」などの記事が大きくとりあげられたりもしていますね。
文章に自信のある方や、外に出ずに働きたい方にぴったり。
ある程度の文字数は求められますが、コツコツ仕事をするタイプの方は長く続けていけるでしょう。
海外のカードの仲介販売
SNSなどを使って、海外の珍しいタロットカードや、日本未発売のカード、海外のカード作家さんなどを紹介し、問い合わせがあったら個人輸入をしてユーザーにカードの販売をしていきます。
規定の輸入代行手数料を上乗せして都度仲介するパターンと、海外の作家さんと仲良くなっておいて格安で大量輸入しておき、人気度により価格を変動させ仲介販売するパターンがあります。
中にはフリマサイトなどでそういったレアなカード類を販売されている方もいますが、在庫がないものを販売すると問題になりますので、前者のパターンは使いにくいようです。
SNSで紹介する時には在庫のあるものを発表すると安心です。
英語と為替の知識少々、状況によりクレジットカードが必要になるのが難点。
占いの講座や勉強会をひらく
堅苦しく考える必要はなく、占いの楽しさを共有するサークルのようなものや、占いに対する質問を出し合う勉強会のようなものを主催します。
中にはものすごい知識がないと講座なんかひらくものじゃない、とお考えの方もおられるようですが、なぜ占いはおもしろいのか、楽しいのか、身につけると役に立つのか、という切り口でも十分開講する価値があります。
友達を占ってあげたいなあ、とか、飲み会で話題作りに占いを取り入れてみたいなあ、といったライトなニーズもあります。
またタロットをやってみたいけど、どんなカードを選んでいいかわからないという方向けに、おすすめタロットの選び方講座などの提案もよいでしょう。
サークルレベルではいきなり高額の参加費を徴収することはできませんが、人数が増えてきてオンラインで多人数を相手にするようになれば、それなりの金額が見込めるようになります。
ある程度勉強をしてきて、一通り解説ができるのであれば入門講座のようなものもよいですね。
ニーズに応じてブラッシュアップ講座や応用編などを作っていけばよいのです。
占い師のサポート担当
占いのサイトにはコンシェルジュのような役割の方がいて、所属占い師の統括をしたり、悩み相談などをきいたりする相談役、マネージャー、カウンセラーのようなポジションになっているそうです。
お客さまと占い師のマッチングの相談(こんな質問に詳しい占い師さんは誰ですか、という問い合わせに回答)や、お客さまとのトラブルでも間に入ったりと、多岐にわたる仕事があるとのこと。
鑑定はできないけど占いには携わっていたい、人の悩みをじっくりきいてあげたい、というタイプの方におすすめ。
ただ勤務がシフト制になるため、不規則な勤務になりがちで健康には留意したいところです。
またさまざまなお悩みに対応することもあり、ある程度人生経験が豊富な方が望ましいでしょう。
パワーストーンアクセサリーデザイン
「○○運アップに△△」などパワーストーンの提案をしながらブレスレットをつむいだり、ワイヤーアートでアクセサリーを作って販売します。
希少なパワーストーンを使うことで高価格での販売ものぞめます。
またお客さまに石を持ち込みしてもらい、ご希望の運勢アップに合う石を選んで、新たにデザイン提案をしている方もおられます。
パワーストーンのリメイクのような感じですね。
今のあなたに必要なメッセージ、ということでタロットカードやオラクルカードを読み解いて付属させる形も引き続き流行中です。
たとえば「このアクセサリーをどんな時に身につけるのがよいか」というテーマで1枚カードを引いてみます。
その内容をできれば手書きで添えてあげると喜ばれますよ。
あるいは新月や満月、天赦日、大願成就日などの特別な日に作ったパワーストーンアクセサリーも人気があるようです。
この他パワーストーンや金属を樹脂で固めた「オルゴナイト」も根強い支持があり、形やリーズナブルな価格帯などでニーズがありますから、ご興味のある方は挑戦されるとよいでしょう。
このように占いに関連した仕事にはさまざまな種類があり、鑑定に自信がなくとも、占いに携わることは十分できることです。
好きなことを仕事にしたいと思われている方は検討の余地ありですよ。