占い業界で働く! こんなことにも注目しよう~規模がすべてじゃない~

占い業界で働く!
趣味の領域からプロを目指す!
そう決意した方が占い業界にすすむために、ぜひ知っておいてほしいことを解説いたします。

占い業界で大企業は少なめ?

一般企業でも大企業から零細企業まで、さまざまな規模のものがあります。
一方占い業界においては、比較的中小企業よりのコンパクトで小回りのきく業者が多いようなイメージがあります。
占い師をかかえている人数で考えると、ああここは大きいなあとか、ここはずいぶんこじんまりしているなとか、占いの仕事に応募する際に気づいた方もいるかもしれません。

たとえばいわゆる従業員が万単位でいるような会社であれば、企業のトップと会話するどころか、顔もパンフレットなどでしか知らない、ということもありそうです。
しかし占い業界の場合、社長が採用関連をひとりで引き受けているケースも少なくありません
つまり面接(電話含む)の時に、社長と対峙できる可能性があるのです。
その際、その占い業者のコンセプトやこういう人がほしいといった運営理念のようなものについて、感じたことを伝えるチャンスであるともいえます。

自分がついていきたい経営者を探せ!

通常の企業面接ではあまりそこまで意識する方はいないかもしれませんが、新卒で企業に出向く時に企業理念のここに共感します、といった回答をされる方もいるようです。
よくよく考えれば、こういう経営をしている人が好きとか、仕事に対する真摯な姿勢がいいとか、そういうところから「人がついていきたくなる」という要素は存在します。
ですからすぐれた経営者のところには人が集まりますし、ただ合格したいがために共感していると言っているのかそうでないかは、いろいろな人を目にしている人の前ではすぐにわかってしまいます。

占いというジャンルで自分はこういう相談が得意です、こんな占術でお客さまを笑顔にしたい、など、ここに入れば自分が戦力になり得る、ということをしっかりアピールするのは大切ですが、数ある占い業者の中でここを受けようと選ぶにはそれなりの理由があるはず。
その理由のひとつになり得るのが業者のコンセプトです。

たとえば占い師が何百人といる大きなサイトに登録することを選ぶ人もいますが、少数精鋭でやっていますというところに魅力を感じる人もいます
「なぜこの業者さんはこういう経営方針で○○年も続けてきているのだろう? 」
「なるほど、こうこうこういう理念でやって、お客さまからの信頼を獲得しているのだな」
というような強い・深い関心が特に大切なポイントとみなされることでしょう。

自分が信じてやってきたことに対し、いいねと言われてうれしくない人はいません。
自分も同じようにやってきたとか、同じ考えの人ともっと商売を広げていきたいとか、似たような気持ちの人が集まれば自分がこれまでしてきたことは間違っていなかった、という証にもなります。
真の共感者同士は引き合うので、相性もよいなと感じることでしょう。
だからこそ占い業界の中でも、自分が所属する業者と自分との相性がいい方が好ましいわけです。

自分のやり方に異を唱えるような人を採用したいとは思いませんよね。
仮に無理をしてその業者のところにお世話になったとしても、やっぱりここは合わないなということで、また次の業者を探しに行かなければならなくなってしまうことでしょう。

だからこそ運営方針がいいと思います、というような表面的ないい回しではなく、なぜその部分がいいと感じるのか、それに付随してこういうのはどうだろうか、など、さらに一段二段掘り下げた内容で勝負しましょう。

決して薄っぺらではなく、占い業界でしっかり足をつけてやっていくつもりなのだ、ということをしっかりとわかってもらうためにも、業者選びは慎重に行いましょう。

次回は占い業界を目指すなら、過去を引きずりすぎるべきでない、というお話をいたします。