占い業界人の「トリセツ」を作ってみよう

占いの仕事をしていく、と決めたなら、占い業界人としてどんなことができるのか、どんな時に頼ってもらいたいのか、といったいわば「トリセツ」のようなものをまとめてみましょう。

【占い師】としてやっていくなら

どんな占い師として活動していく?
どんな相談が得意?
男性のお客さまの相手が得意? それとも女性?
どんな占術を使う?

占い師としてのキャッチフレーズや、これまでのってきた相談実績から「◯◯に強い占い師」というのを考えてみましょう。
占いのオーディションでもしばしばきかれることでもありますが、自分のお客さまの層(何歳代~何歳代が多い、男性のお客さまが多い、女性のお客さまが多いなど)を把握できていますか?
あるいはこれから占い師になる、という方は、自分がどういった層の方向けの占いを提供できるかを考えてみてください。

【占いライター】としてやっていくなら

どんな記事を得意とするのか?
コラム的なものをメインにするのか、占い結果をメインにするのか?
どんな年齢層をターゲットにした記事なのか?

ドキュメンタリー的な切り込み記事(体験談)を得意とするのか、毎週の西洋占星術を載せるのがメインになるのか、など、記事の内容により最初のアプローチが変わります
当然内容で見る年齢層に変化が出てきますので、こちらですと記事内容が決まると他も決まってくるかもしれませんね。

【SNSやブログで占いの楽しさを発信】していくなら

どういう層に向けた発信なのか?
占術はしぼるのか、しぼらないのか?
自分で占いの楽しさを伝える会などを企画するのかどうか?

占いに対する間口を広げる意味で、特に層を最初は定めずに、思いつくまま発信していく方が多いようですが、ある程度絞り込んだ方が結果が出やすいようです。
そのため「占いをこれからする人向けなのか」「多少占いをかじった経験以上がある人向けなのか」など、少し細かく決めた方がよさそうです。
カード紹介をしていく場合は、国内ものに限るのか、あるいは国内で手に入らないものだけにするのか、などで分けてみてはどうでしょうか。
仮に問い合わせがあった時に、そのカードを購入させられるかどうか(代行も含む)も考えておきましょう。

【占いを教えていこう】とするなら

何を教えるのか?
本格的な講座なのか、ワークショップ的なものなのか?
どこまで指導するのか? (レベル別にするのか)
対面なのか、オンラインなのか?
教材をどうするのか?

現状占いの講座もオンラインが増えてきているので、一度オンラインで行う手順さえ覚えてしまえば、定期的なオンライン開催ができるようになるようです。
何を教えるのか、教材は画面共有なのか、ダウンロードしてもらうのか、相手先に郵送するのかなど、意外に決めることはたくさんあるかもしれません。

いずれにせよ、

どんなお客さまに
どんな時に
どんな内容で

ご自身を活用してもらいたいか、ということをしっかりまとめておくということです。
このあたりがあまりにもブレてしまうと、自分で何をしているのか、何をやりたいのかわからなくなってしまいます。

他にやりたいことができて、ジャンルを広げる場合であっても、改めてどこからどこまで、どういう人に向けて自分が活動していくのか、というのを頭に入れておいてくださいね。
ただの何でも屋にならないよう、自分のできるところ、できないところ、これからやろうとしているところを把握することをお忘れなく。