対面鑑定だけじゃない! 占いを届けるさまざまな方法

日本では1970年代~80年代が占いブームだった!

昔は占いというと、占いの館のようなところやイベント会場で、高そうなテーブルクロスのかかった座席に案内され、直接占いをしてもらう、というやり方が主流でした。

特に占いがブームとなった70年代~80年代においては、原宿が占いの聖地などとされ、老舗占い館の「塔里木(タリム)」に行列ができるなど、社会現象にもなったほどです。

令和の今は占いのやり方も多様化!

しかし今では必ずしも対面で占う必要はなく、全国各地 (あるいは海外)どこにいても占うことが可能メールチャット電話での占いも市民権を得てきました。
これにより、足を運ばなくとも占いを楽しめるユーザーと占い師とのマッチングもしやすくなったといえます。

またほとんどのサイトでは、受付が24時間行われており、予約などもスムーズにできる環境になっています。
占い師になりたい、と考える方が増えたのはこういったバックボーンもあるかもしれません。

さて占い師になりたい、と考えた時にどういう形態で占いを届けますか?

時間に融通がききやすいメール占い!

中でも時間的に融通がきくのはメール占いでしょう。
サイトにもよりますが、おおむねお客さまから鑑定依頼があってから24時間~3日以内に鑑定結果をお届けする、というパターンがスタンダードになっており、フルタイムで仕事をしながらあいた時間に鑑定をする会社員さん、家事をしながらの主婦の方に人気になっています。

お客さま側からも、後で何度でも読み返せるというメリットがありますね。
ただメール占いの場合、ある程度のボリュームを求められますので、カードの意味を覚えただけ、というレベルでは難しいかもしれません。

最低でも1000字以上は必要となりますので、展開するカードの枚数を増やしたり、1枚のカードを深く読む技量が必要となるでしょう。

若い世代にも人気のチャット占い!

次に比較的やりやすい、という声が多いのがチャット占いです。
LINE占いの爆発的なヒットで、チャット占いというジャンルの認知度が飛躍的にあがりましたが、単価が低くなっていることで幅広い年齢層、特に若い世代の方が手を出しやすくなったことも一因と考えられます。

「○分いくら」と「○文字いくら」の2パターンの報酬形態があるとされていて、後者の場合、1回の送信時にあまり文字数が多いとお客さまからのウケがよくないそうです。
要点をうまくまとめながら小出しにする能力が求められます。
またスピードも要求されてきますので、あまり打つスピードが遅いとオーディションに通らないと言われているそう。
たいていのチャットサイトには、事前にタイピングスピードをはかるコーナーがあるようで、ここで目標レベルに到達して初めて応募が可能になる、という厳しい面も。

最も難易度が高いイメージの電話占い!

業界では電話占いが一番敷居が高いとされているそうです。
そのココロは対面では表情が見えますし、メールやチャットは書いた文字が見えるので、整理しながら鑑定をしていくことが可能であるのに対し、電話占いは声だけが頼りで他の要素がないため、メモをしながら鑑定しないと、話が途中で飛んでしまったりした場合わけがわからなくなる、ということのようです。

またタロットなどでは、カードの絵柄をお客さまに見てもらうことができないので、そこも加味して鑑定していく必要があります。

お客さまは、途中で話が横道にそれたり、別のエピソードを差し込んできたりもしますので、それを整理し何がききたいのかを占い師側が探り出す必要もあります
実際対面の方でもメモをとられる方はいますし、慣れるまではどんどんメモをとることをおすすめします。
決して恥ではないのです。
むしろメモをとらずに話をきいて、何をきいていたのか忘れてしまう方がよほど失礼にあたります。

自分のライフスタイルとよく相談して形態を選ぼう!

ご自身の生活スタイルや、得意・不得意も加味した上で、どういう鑑定スタイルをとるか検討してみてください。
複数の鑑定方法に対応できるならベターです。

占術だけではなく、鑑定方法も可能な限り間口を広げていくとよいでしょう。