特にこれから占い師になりたい、という方にとって、どういう路線でやっていくかというのは重要な部分です。
占術だけではなく「この先生はどういう人なのか」をお客さまに印象づけることは大切な要素となります。
つまり回答としては「YES」です。
「どんな占い師」をめざすのか
さてどんな占い師として活動しようと考えているでしょうか。
あるいは何をウリにしようとしているでしょうか。
自分の強み、弱みをおさえているでしょうか。
こういった部分からも、自分の売り出し方のヒントが出てくることでしょう。
所属するサイトによっては、占い師の名前を担当者が作成してくれる、ということもあります。
その名前のイメージからも「こういう路線で…」と考えることができそうです。
本名でやる方もいるようですが、そうでない場合多少本来の自分とかけはなれていてもOK。
ただしあまりにもギャップがありすぎると、無理が出てお客さまからの印象がダウンすることもあるので気をつけましょう。
得意な「何か」に特化する
「不倫特化」「片想い専門」などといったキャッチコピーがあるのもお客さまからの注目を集めます。
恋愛関係の悩みは苦手だな、と思うなら「円満家庭請負人」というようなキャッチコピーをかかげておけば、恋愛系の相談がくることは少なくなるでしょう。
自分の強みを全面に押し出したキャッチコピーをつけることで、その悩みが多いお客さまがヒットしてくるのです。
多くの占い師さんがいろいろな悩みを幅広く受け付けられないといけない、と考えているようですが、何かひとつのジャンルに特化していることも大事な要素なのです。
できないことを無理にする必要はありません。
苦手だからとイヤイヤやっていると、確実にお客さまに伝わってしまいます。
また何でもできる平均的な占い師を目指そうとすると、特徴が伝わりにくくかえって目立たなくなってしまうというデメリットもあります。
「鑑定コンセプト」は決めたら変えない!
自分の鑑定コンセプトはしっかり考えてください。
これがコロコロと変わるようですと、お客さまにあまりいい印象を与えません。
ズバッと伝えるのがポリシー! ということであれば、その路線を変更しないことです。
結果はどうあれ、とにかくお客さまに徹底的にやさしく寄り添う、という方もいます。
親しいお友達に、自分と話しているとどんなイメージを持つか教えてもらうのもいいでしょう。
自分が気づいていない客観的な視点での自分の姿がわかります。
また自分の所属するサイトはどんな年齢層の人が利用しているのかもおさえておくとよいでしょう。
職業的に見て主婦層が多いのか、派遣さんが多いのかによっても、集まってくる相談内容が変わります。
すでに鑑定の実績がある方なら、今までどんな年齢層や職業の人がきていたかを振り返ってみてください。
数字を使うのも効果的だが…
ちなみに「これまでの鑑定実績○千人」というような、数字を使ったアピールも、お客さまに伝わりやすいですが、あまり高すぎても低すぎてもお客さまにはウソくさいと思われてしまうので気をつけましょう。
ありきたりで人とかぶってしまうようなものは当然のことながら避け、どんなキャッチコピーを占い師が名乗っているのか研究してみるのもひとつの方法。
あまり長すぎるとお客さまも覚えられないので、なるべく簡潔なものを目指して。
やはり「他とはちょっと違う」オンリーワンな人が注目される傾向はあります。
何でもできる平均的な占い師よりも、結局は自分の知りたいことを専門にやっている人の方がチェックされやすいのです。
「何でもできる優等生占い師」でなくていい!
ですので先ほども申し上げたように何でもできる占い師を目指す必要はありません。
自分の強みがわかっている方はそれを全面的にプッシュする方向でいきましょう。
どうも自分の強みと言われても、と思ってしまう人は逆に「これはちょっとツライ」「こういう質問は苦手」という部分からそういうお客さまがこない方向性で立ち位置を決めてみてはどうでしょうか。
こういうジャンルの質問ならイケる、ということであれば、マッチングする相談者は同じジャンルのお悩みを持つ人であるということがわかります。
ある程度平均的にいろんなお悩みが鑑定できます、という方であれば、今どんな相談が多いのかをリサーチすることで太刀打ちできるでしょう。
この方法ですと当然ライバルも多くなりますが、その中で自分が突出するためには何が必要なのか? を改めて考え直すチャンスともいえます。
似たような畑の中で目立つにはどうすればいいのか? ということですね。
すなわち「差別化」です。
浮き沈みの激しい占い業界で生き残っていくために、どうしても人との違いを明確にする必要があるのです。
結局のところまず「自分を知る」ことがもっとも重要であるといえるでしょう。
難しいと思う人はコンサルなどを受けてもかまいませんが、これまで交流してきた人たちから、どんな印象なのか、どんな人と感じているのかをきくだけでも客観的な自分がわかります。
意外に自分が思っているのとは違うキャラクターとして認知されている可能性もありますよ。
自分の個性をしっかりと打ち出して、堂々とお客さまにアピールできる占い師を目指していきましょう。