いつか自分でも開催してみよう! 占い系ワークショップあれこれ

※使用カード: ビビッドオーラバースカード

鑑定をするのではなく「教える」

鑑定だけではなく、占い師としてのプラスアルファとして人気なのが「人に教える」というもの。
鑑定の合間に教えている人、教える方がメインになっている人などさまざまですが、占い師が開くワークショップにはどんなものがあるのでしょうか。

【占いに親しむ系】ライトな勉強会

占いについてまだよくわからない、あるいは理解を深めたいという人向けなので、勉強会やお茶会というようなスタンスで行われることが多いようです。
開催場所はカフェであったり、レンタルスペースであったり、占い系のイベント会場の一角であったりいろいろ。
自分でカードをお作りになっている場合は、お披露目の場と兼ねて勉強会という形をとるケースもあるようです。

とにかく「占いと仲良くなる、もっとよく知る」ということが目的になっていますので、初心者が比較的多め。
初心者とはいっても占いが好きな方が集まりますので安心できますね。
1ヶ月~2ヶ月に1回くらいの定期開催をする方と、リクエストがあった時などの不定期開催の方、こちらもわかれています。

カードを使う場合、種類は何でも大丈夫なのですが、オラクルカードであれば日本語解説がついているものを教材に選ぶと安心です。
ちなみにカードものでなくても問題はありません。
要はその占術に興味がある方向けに「楽しく」「やさしく」解説をしていくことがメインになります。
半分~1/3くらいの時間は参加者同士で占い合う時間にするなど、実占の場は必ず設けましょう

【道具を作る系】ハンドメイドが好きな人向けワークショップ

「魔女のお道具」「秘密の占いグッズ」などと銘打って、実際の鑑定現場で使うことができるものを作る、というのがメインになっています。
たとえば「占い用のカードを作る」「ヒーリングワンドを作成」「クリスタルワンドを作成」「レジンでペンデュラムを作る」「タロットクロスを作る」などが人気のよう。
この場合材料をセットして指導料込みで金額を決めることが多いのですが、一部材料を持ち込みするかわりに値段を安くする、という臨機応変な対応をしてくれるところもあります。
ワイヤーを扱う時には工具も必要になるため、工具ありと工具なしで価格を変えているケースもありました。

タロットクロスであれば「こういう素材のもの」と事前に決めておいて、必ず作りたい布を持ってきてもらう、という形にすればかなり安くあげることができ、お客さまからも喜ばれるようです。

また占い用のカードを作る(枚数的にオラクルカードやルーンカードが人気)場合、カードに入れる絵柄は著作権フリーのものを選ぶ必要があるので気をつけてください。
特に現状自分のカードを作りたい、というニーズは増えているので、このカード作成講座もすぐに枠がうまってしまうそう。
アマゾンなどでは自分でトランプなどを作る人用に、裏側が無地のカードが販売されているので、このようなカードを用意して無地の面を好きに作ってもらう、という形にするとそれらしいものに仕上がります。
シールを貼り付けたり、自分でイラストを描く、写真を一部切り抜いて使用など、お客さまの個性が出るところですので、できあがったカードでリーディングをし合う時間も確保したいものです。

お互いのカードのコンセプトや、こういう時に使いたい、こういう質問に強いなど、それぞれのこだわりポイントもおさえた上で「ではこんな質問で占ってみましょう」という提案も可能。
今作ったばかりなのに、なぜか的を得たカードが出るといいますから不思議です。

【コンサル系】迷う占い師を導くワークショップ

占い師になったはいいが、ここから何をしたらいいかわからない、こんなこともやりたいけどどうすればいいのか、といった、占い師がかかえる問題をテーマに、どうすればよりよい占い師人生を送ることができるかを考えていくワークショップです。

カードなどで鑑定をしながら、それぞれの占い師さんに対し適性や方向性を考えていくのですが、他の参加者にも一緒に結果を見ながら意見を出してもらいます。
「現在の自分」と「こうありたい(理想の)自分」で出た結果にどれだけの差があるか、そしてその差を埋めるにはどうしたらよいかなどをテーマにしていくと、他の参加者にも参考になります。

それに付随して「どう売り出していくのがよいか」などに発展していくことで、今後の方向性を考えるきっかけになるでしょう。
これまで考えてもいなかった売り出し方が出てくることもあり、逆におもしろそうだからやってみる、と言って成功した例もあるのだそうです。

いずれにせよ、占い師が鑑定以外でも自分のスキルを発揮できるチャンスになるものです。
これをきっかけにファンやお弟子さんをつかまえてしまいましょう。