【お客さま素朴なギモン】浮気の境界線とはどこだと思いますか

鑑定中にふとお客さまから寄せられる「素朴なギモン」にフォーカスするシリーズ。
「急に言われても…」とあわてることなく、転ばぬ先の杖的に知っておいて欲しいお話をご紹介していきます。

Q. 毎回男の人とつきあうたびに浮気されます。
そしてこのぐらい何でもないだろう、と言われます。
いったい浮気の境界線ってどこなんですか?

鑑定の場でも高確率! 「浮気問題」

多くの女性が自分の彼氏や配偶者が浮気しているかも? と心を痛めています。
ではいったいどこからが浮気と考えるのがよいのでしょうか。

確かに人により境界線がかなり違うということはいえます。
当然のことながら、一線を越える(=肉体関係をもつ)のはダメだということは明らかです。
法律上でも不法(不貞)行為とされることはご存知かと思います。

しかし実際のところ、この一線を越える以外でも「この先はクロだろう」と独自の境界線を引いている人たちがけっこういるのです。
しかも男女により差異があることがわかっています。
たとえば男性側は遊びに行ったり、連絡先をきいたりといった程度であればあまり気にしない方が多いようなのですが、女性はそれすらも気に入らないと考える傾向があるといいます。
実際の鑑定現場でも「手をつないだら浮気ですよね先生」とお客さまから言われたという占い師の方がいらっしゃるそうです(掲載OKをいただいたエピソードです)。

どうやら全体的に見ると女性の方が貞操観念が高い傾向にあるようです。
これは男性は浮気するものだ、という考えが根底にあって、そのために境界線を早い段階に設定しているのではないか、と考えられているせいだと言われています。

太古の昔から、男性は本能的に自分の子孫を多く残すため、多くの女性と関係を持ってきました。
大河ドラマなどでも、正妻の他何人もの側室がいましたね。
日本でも明治時代まで、そういった多妻制度は存在していました。
しかし男女平等の考え方や人権に対する考え方がその後日本に入ってきたことから、現在のような一夫一婦制に変わったのです。

法律上は配偶者以外と肉体関係を持つことが不貞行為であり、メールでのやりとりや、手をつないだりキスをする程度では浮気とはみなされません。
仮に結婚していなかったとしても、婚約中、内縁関係(事実婚)であることが証明されれば、不貞行為と認められることがあるのです。
しかし先ほどお話ししたように、ひとりひとりが独自に持っている境界線が存在するわけで、やはりこれをお互い共有し、どこからが浮気(と考える)かということを早い段階でハッキリさせておく方がよさそうですね。

実際の鑑定や、占い求人応募後の実技試験においても、こういった浮気がらみの相談が出てくる可能性は高いので、こういう共有をしているか、ご自身はどこから浮気と考えているのか、などをしっかりヒアリングするところからスタートしましょう。

どこからが浮気と考えられている?

ではどこからが浮気の境界線か? という問題で、あがってくるところはおおむね次のようなものでしょう。

2人きりで会う(食事・お酒含む)
ボディタッチがある(手をつなぐ含む)
ラブラブな雰囲気のメールやLINEのやりとり
キスをする
ボディタッチなどなくても好意を持つ(心の浮気)
会うことそのものを隠す(そのためのウソも含む)

風俗を浮気とするかどうかも男女で違いがあるようですね。
ちなみに浮気相手が異性ではなく同性であった場合には、法律上の不貞行為には該当しないのだそうです。
あくまで異性との肉体関係、ということがベースになっているためです。

しかしながら、やはり女性の方が境界線が厳しめであることは明らかな傾向がありますので「このくらい問題ないだろう」などと勝手に考えない方がよさそうです。
バレた時点で浮気じゃないかと烈火のごとく怒られ、大変な思いをした、という男性側の意見もあるほどです。

こういうことをされたくない、ということは、なるべく早くハッキリと伝えることをおすすめします。
先ほども申し上げましたが、境界線は早いタイミングで共有しておいた方がよく、かつうやむやにしないことです。
価値観にズレがある場合、この時点でうまくいかないとあきらめるか、お互いに歩みよるか、考えることもできるのです。
よく話し合い、お互い納得することが重要です。
また1度だけなら許すのか、1回めからアウトになるのかも決めておいた方がよいでしょう。

隠し事をしないこともまた大切なことです。
言わなくてもいいことは言わない、という考え方の人もいますが、お互いの信頼関係をより深めるためには隠し事などをせず、何でもオープンに話していけるのがベストです。