占い師になりたい! ~チャット占い向きなのはこんな人~

コロナの影響もあり「占い師として人の役に立ちたい」とお考えになる方が増えてきたようです。
占い師になるにあたりどんなスタイルで鑑定をするのか、というポイントが出てきますが、気軽に文字でお客さまのお悩みにこたえていくチャット占いをやってみたい、とお考えの方にはどんな要素が必要なのでしょうか。

チャット占いってどういうもの?

チャット占いとは、お客さまから依頼があったら自宅などお好きな場所から、専用のチャットサイトより、チャットを利用して回答をお送りする形式です。

チャットサイトとうたってはいますが、占い師側の回答はメールのように長いもので、画面がチャットサイト風になっているものと、一般的なチャットサイトでの短い文章中心のリアルタイムのやりとり式になっているものとがあるようです。
チャット占いのサイトにダイレクトに登録するパターンと、提携している占いサイト経由で登録するパターンがあります。

前者のようなメール占いとのミックスタイプのものより、後者のようなリアルタイム形式の方が主流になっており、何といってもスピードが一番に求められます
待機については特に不要というところと、月間○○時間は待機してほしい、と目安を提示してくるところなどバラつきがあります。
また原則占い師側はパソコンで回答をうつことが要求されてくるため、オーディション(実技試験)時も含めパソコンは必須となっています。
これから占い関連の求人に応募を検討されている場合には、パソコンだけでなくWi-Fiなどの通信環境も整えておく方が無難でしょう。

求人募集要項と契約内容はよく見よう

どんな形で占い師として登録するにしても、大切な要素になるのは求人募集要項と契約内容になります。
中には求人募集要項と契約内容に違いがあったり、求人募集要項には何も記載がなかったのに、契約書をみたらとんでもないことが書いてあった、というケースもあります。

難しそうだと敬遠せずに、しっかり契約書には目を通しましょう。
月間○○時間待機、と明示されている場合は必ずそれを守るようにし、時間的にできない可能性が少しでもあるなら、登録は考えた方がよさそう。

他の占いサイトにくらべて、チャット占いに関しては比較的利用層も若い方が多く、占い師側の年齢層も下がる傾向があるためか、どうしても上の年代の方にくらべ、態度がルーズになりがちだということで、運営サイドも時間関連については厳しく守らせようとしているのです。
追い立てられるのが苦手、自分のペースを乱されるのがイヤ、という方には不向きかもしれません。

在籍に費用はどのくらいかかる?

通常占いサイトに在籍する場合、特に費用はかからないのですが、中には宣材写真を撮影するための撮影料や、登録料という名目で占い師側が徴収されることがあります

占いの仕事はほとんどが業務委託契約であり、お客さんから依頼があり初めて「1分いくら」あるいは「1文字いくら」で報酬が発生します。
つまり時給ではなく歩合給ですから、依頼がない場合はどんなに待機していてもゼロになってしまいます。
自宅から請け負う場合交通費はかかりませんが、パソコンが必須になるためその点は気をつけましょう。

通信費が心配であるなら、先ほども申し上げたようにWi-Fiなども視野に入れておく必要があります。
こういう意味では他の占い方式にくらべ、初期投資が割高になりやすいといえますね。

他にはどんな特徴がある?

チャット占いにおいては、主たる情報は文字になるのですが、途中に写真を挿入することもできますから、対面の占いのように情報が視覚的に入りやすいというメリットがあります
特にカード系の占いにおいては、目に見えない部分をカードを使ってあぶり出す、という要素がありますので、目に見えないところが視覚化されることは、お客さまサイドからも歓迎材料です。

ただ「1文字いくら」のサイトの場合、あまり長文を一気に送ってしまうと、お客さまからウケがよくありません。
なるべくコンパクトかつ的確な表現で、要約しながら鑑定する能力が求められます。
メール占いでは、比較的長い文字数が喜ばれるのですが、チャット占いでは真逆の傾向があるので気をつけましょう。

極端にタイピングスピードが遅く、お客さまをお待たせしてしまったり、チャットの画面が行き違ったりしてしまうのも好ましくありません。
心配な方は顧客としてチャット占いを体感し、こんな感じでやっていくんだ、というのを肌で感じるとよいでしょう。

まとめ

このようにトータルで見ていくと、

○要約しながらコンパクトにかつ的確にお客さまに鑑定内容を提示できる
○お待たせすることなくスピーディーに対応可能
○インフラが整備されている

がベースにあるのに加えて、占いの技量が求められるということになります。
カードの写真などもうまく織り交ぜたりしながら、リズミカルに言葉のキャッチボールができるよう心がけるとよいでしょう。