コロナの影響もあり「占い師として人の役に立ちたい」とお考えになる方が増えてきたようです。
占い師になるにあたりどんなスタイルで鑑定をするのか、というポイントが出てきますが、比較的スキマ時間を利用しやすいメール占いをやってみたい、とお考えの方にはどんな要素が必要なのでしょうか。
メール占いってどういうもの?
メール占いとは、お客さまから依頼があったら自宅などお好きな場所から、決められた納期までにご相談に対する回答をメールでお送りする形式です。
フリマアプリなどで個人で募集されている方もおられますし、占いサイトなどに登録し、サイト経由で請け負う形もあります。
ただサイトによっては最初からメール占いに対応はさせず、ある程度の経験を積んでからメール占いもどうですか、と占い師側にオファーするところもあるようです。
メール占いが第一希望である場合、そもそもこれから求人に応募するサイトがメール占いも対応しているところなのか、対応していていつからやらせてもらえるなのなどをしっかり確認しておくのがおすすめです。
ある程度のボリュームを要求されますので、長文を打つのが苦にならないことや、回答に対する表現方法などもオーディション(実技試験)で加味されるポイント。
しかし特に待機などは必要がなく、依頼があった時だけすればいいので、比較的自由度が高く、スキマ時間を活かしたい人に向いているといえます。
ただし鑑定依頼がきてから24時間以内~3営業日までくらいを目安に提出しないといけませんので、納期を守ることも大切です。
求人募集要項と契約内容はよく見よう
どんな形で占い師として登録するにしても、大切な要素になるのは求人募集要項と契約内容になります。
中には求人募集要項と契約内容に違いがあったり、求人募集要項には何も記載がなかったのに、契約書をみたらとんでもないことが書いてあった、というケースもあります。
難しそうだと敬遠せずに、しっかり契約書には目を通しましょう。
メール鑑定においては、あまり契約に問題があったというケースはきかないですが、対面や電話での占いなどと比較すると若干依頼するお客さまの数が少ない傾向があります。
しかしながら何度も読み返せる、というメリットがありますので、占い師から力をもらえる、何かあった時の心得書がわりにしている、というようなお客さまからリピートされることも。
在籍に費用はどのくらいかかる?
通常占いサイトに在籍する場合、特に費用はかからないのですが、中には宣材写真を撮影するための撮影料や、登録料という名目で占い師側が徴収されることがあります。
占いの仕事はほとんどが業務委託契約であり、お客さんから依頼があり初めて「1通いくら」で報酬が発生します。
つまり時給ではなく歩合給ですから、依頼がない場合はゼロになってしまいます。
自宅から請け負う場合交通費はかかりませんが、メール占いをするにあたり、機材のレンタルなどをお願いする場合は、別途占いサイト側に支払うか、月の報酬から天引きになるので気をつけましょう。
フリマアプリなどで行う場合は機材レンタルなどはできませんから、ご自身ですべて用意しなければなりませんし、売上の何%かをサイト側にお支払いする関係上、そこも加味して1件いくらにするかご自分で計算する必要が出てきます。
他にはどんな特徴がある?
メール占いにおいては、主たる情報は文字になるものの、途中に写真を挿入することもでき、対面の占いのように情報が視覚的に入りやすいというメリットがあります。
特にカード系の占いにおいては、目に見えない部分をカードを使ってあぶり出す、という要素がありますから、目に見えないところが視覚化されることは、お客さまサイドからも歓迎材料です。
しかしながら、お客さまからの鑑定依頼も文字ベースのものになるため、表現によってはわかりにくく、追加で質問をするなど少し時間がかかるきらいがあります。
またサイトにもよりますが、最低でも1000文字程度は使って回答してください、と言われるケースが多いので、文字数をかせごうと同じような表現を何度も繰り返したり、ありきたりの内容を羅列するだけでは鑑定として成立しません。
個人で開業される場合であっても、ある程度のボリュームを見越して、この金額でこれだけの内容が返ってくるんだ、とお客さまにより納得させる必要が出てくるでしょう。
まとめ
このようにトータルで見ていくと、
○お客さまからの鑑定依頼がわかりづらかったら、ものおじせず追加で質問ができる
○ある程度の長文を書くことが苦にならない
○スキマ時間であっても、納期を守って鑑定ができる責任感を持っている
がベースにあるのに加えて占いの技量が求められるということになります。
文字がメインになるため、冷たい表現になったりしないよう、豊かな語彙力や言い回しを身につけることも重要です。