占い師になりたい! ~電話占い向きなのはこんな人~

コロナの影響もあり「占い師として人の役に立ちたい」とお考えになる方が増えてきたようです。
占い師になるにあたりどんなスタイルで鑑定をするのか、というポイントが出てきますが、全国(それこそ世界)のどこからでも、お客さまとつながることができる電話占いをやってみたい、とお考えの方にはどんな要素が必要なのでしょうか。

電話占いってどういうもの?

電話占いとは、あらかじめ待機する曜日や時間をスケジュールとして設定しておき、その時間になると自動でお客さまから電話がかかってきて相談を受ける形式です。
昔ながらの電話占いの会社では、事務局(フロント)にこれから待機します、と告げてから待機に入るところもあるようです。

占いサイトなどに登録し、サイト経由で電話がかかってくる形、または事務局よりこれこれこういうお客さまから電話があります、と連絡があってから転送に入る形になっているので、占い師側の電話番号はお客さまにわかりません
自宅の固定電話やスマホに転送してもらえる形と、携帯電話やヘッドセットをレンタルしてもらえる形がありますので、ライフスタイルによって選ぶことができます。
スケジュールを自分で決めることができるため比較的自由度が高く、スキマ時間を活かしたい人に向いているといえます。

募集要項と契約内容はよく見よう

どんな形で占い師として登録するにしても、大切な要素になるのは募集要項と契約内容になります。
中には募集要項と契約内容に違いがあったり、募集要項には何も記載がなかったのに、契約書をみたらとんでもないことが書いてあった、というケースもあります。

まずノルマなどが要求されていないかよく確認しましょう。
募集要項ではノルマなし、と書いてあったはずなのに、1日最低何時間待機、月間何時間待機、などが契約書に盛り込まれていることがあったりします。
ノルマが達成できない場合、お給料がダウンしたり、罰金・罰則があるケースもあるのでさらに注意が必要です。

また電話占いによくあるのが「最初の○分が無料」とお客さまにうたっているケース。
この「○分」に対してもきちんと報酬が払われるのか、無料分は還元されないのかも確認しておかないと、あとあと短時間の鑑定ばかりでまったくお金にならなかった…ということになってしまいます。

占いサイト在籍に費用はどのくらいかかる?

通常占いサイトに在籍する場合、特に費用はかからないのですが、中には宣材写真を撮影するための撮影料や、登録料という名目で占い師側が徴収されることがあります

占いの仕事はほとんどが業務委託契約であり、お客さんから依頼があり初めて「1分いくら」あるいは「○○分いくら」で報酬が発生します。
つまり時給ではなく歩合給ですから、依頼がない場合はどんなに待機していてもゼロになってしまいます。

自宅から電話で鑑定をする場合交通費はかかりませんが、機材のレンタルなどをお願いする場合は別途占いサイト側に支払うか、月の報酬から天引きになるので気をつけましょう。

中には「固定電話がないと応募できない」あるいは「スマホがないと応募できない」としている電話占いサイトがあるようです。
募集要項をよく確認する必要がありますね。

電話占いは難しいってホント?

電話占いにおいては、主たる情報は声のみであり、一部のサイトのようなオンライン形式(動画サイトを使って、対面に近い雰囲気を出しながら行う、新しい電話占いの様式)をのぞき、途中に写真を挿入することなどができませんので、業界では「もっとも難しい占いのやり方」とも言われています
安心感を与えるようなお声をしている、やさしい雰囲気をかもしだすことができる、というタイプの方には、お客さまからの安心感が得られやすくおすすめです。

しかしながら、カード系の占いなどでは、写真がない分お客さまへの説明にも気を配る必要があり、より高度な教養や知識があった方が好ましいとされます。
表現によってはお客さまがわかりにくく、満足感を得られにくいので言い回しにも注意が必要です。

また1分単位で課金されるところが多いので、必要以上に鑑定に入るまでの質問で時間をとってしまったり、要領の得ない回答をしてしまうと、よけいなお金がかかった、とマイナスイメージをもたれやすいデメリットもあります。
ある程度のスピード感と、お客さまが何をききたいのかをさっと判断できるだけの頭の回転も要求されてきます。

まとめ

このようにトータルで見ていくと、

○お客さまが本当にききたいことは何か即座に判断できる
○やさしい雰囲気や声でお客さまに安心感を与えられる
○写真で情報を与えられないかわりに、お客さまがイメージしやすい表現が使える

がベースにあるのに加えて、占いの技量が求められるということになります。
お客さまの相談をさえぎったりしないよう、じっくり時間をとりつつも、過程より結果や対策などを重視して鑑定ができるとベターです。