「やる」も「やらない」もどちらも立派な行動

やり続けることは大切ですが…

以前「占い師になりたいなら、まず行動しなさい」という記事をご紹介しました。

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前向きにやること、やり続けることがとても大事なことはおわかりいただけたかと思います。
しかしあえて「やらない」というのも、実は立派な「行動」ということができます。

たとえば「悪い習慣」についてはどうでしょうか。
「やる」より「やらない」「やめる」の方が適切ですよね。

どうしても人をうらやんでしまう
何かというと人のアラが目につく
ついつい相手に忖度
言いたいことを言えずに流されてしまう

こんな状態のまま「今」を迎えているのであれば、これは「やらない選択をする」のが最善であるといえるでしょう。

占い師の「やらない方がいいこと」とは

占いの世界においてよくあるのが、鑑定結果をお客さまの相談内容に寄せてしまう、というもの。
要するに当てよう、当てようという意識が働いてしまうということです。

どうしても占い = 当たらないと人気が出ない、と思われがちであり、そのためにお客さまの相談の答えになりそうなものを必死で頭の中から探している、という占い師さんもいまだにおられるそう。
しかしある意味それも「やめる方がよい」行動であるといえるでしょう。

占いは今や当てモノではなく、むしろお客さまが気づかないといけないこと、本当は隠しておきたいこと、目をそむけたくてフタをしていることなどが、あえてカードを通じて出てくることもあり得ます。
それを忖度せずに正直に伝えることで、お客さまが気づきを得ることができるのです。

表面上だけお客さまに寄り添ってみたところで、実際問題は解決しませんし、むしろお客さまに過度な期待を持たせたり、最悪占い依存にもつながりかねません。
「お客さまの期待にこたえなくてはいけない」と勝手に思い続けて苦しんでいる、というのであれば、あえてそれを「やめてみる」というのも立派な行動です。

鑑定結果は忖度なしで伝える、と占い師デビューの時に決めたなら、それを「貫き通す」ことも立派な行動です。
もちろんお客さまに対し、柔軟な対応をすることは必要になるでしょう。
しかし鑑定上のポリシーなどは、コロコロと変えるべきではありません。
こういったことに度が過ぎるといわゆる「頑固」とみなされてしまいますが、そこまでいかないよう状況などを見て、変化を受け入れつつ活動してみませんか。

「これをやる! 」も「これはやらない! 」も、みなさんにとって大事な決めごとになります。
さてご自身はどうしたいですか?